Chorus

コーラスハルミオン

「宜野湾コンサート」レポート

(堀江熙 記)

コーラスハルミオン(以下、ハルミオン)は、2014年3月15日(土)、沖縄県宜野湾市の宜野湾市民会館大ホールで行われた『宜野湾 愛・Eyeチャリティーコンサート ~高橋晴美の愛と希望の世界と共に とけて〝ひとつ〟~』に出演、客席を埋めた800人と、共演して下さった200人を超える地元の皆さん〝Harumi‘s World〟を堪能して頂きました。
客席から指笛やブラボーの声が飛び交ったフィナーレのステージ風景

【写真は、客席から指笛やブラボーの声が飛び交ったフィナーレのステージ風景】

プログラムは、第一部が地元の音楽団体のステージ、第二部がハルミオンの出演した『高橋晴美 愛と希望の世界』の2部構成。

第二部のステージは、ハルミオンのセレクトメンバーで編成する「女声コーラスハルミング」の演奏で開幕、6人のメンバーが合唱・ソロ・重唱の多彩なプログラムで〝Harumi ‘s World〟をアピールしました。続いて、ハルミオンの25人が舞台袖から「窓をあけてみたら」を歌いながらステージ中央へ。次いで「混声合唱団カント・ハルモニア」(東京)と「アンサンブル晴」など地元合唱団がステージに上がり、ハルミオンと一緒に「星降る夜に」「今、思い出を輝きに変えて」「ひとつ」「Cantare~歌よ大地に響け~」を演奏、晴美先生の音楽の心髄をお届けしました。指揮は「今、思い出を輝きに変えて」が世に出るきっかけをつくられた池田誠晴先生(山形県酒田市在住の音楽指導者)と、晴美先生のご主人・高橋裕先生が分担されました。

アンコールでは、晴美先生が300人の大バックコーラスと三線、エイサーを率いて「夢咲き島」を熱唱、更に、代表作「ひとつ」をご自身で客席に向かって指揮をされ、ステージと客席のコラボレーションで高橋晴美の世界を歌い上げました。この場面では、アンコール曲の指揮をされた高橋裕先生がピアノの弾き手に回るという、ご夫妻による見事なコラボレーションが演出されました。フィナーレは「Pray for the Earth」 でした。ステージ上のすべて楽器が高らかに鳴り響き、それに合わせて合唱団が力強く歌い上げ、その中をエイサー隊が太鼓を打ち鳴らしながら乱舞する・・・。プログラムには載っていないこのサプライズに客席は大喜び。会場のあちらこちらから〝ブラボー〟の声や指笛が飛び交って、コンサートの成功を感じさせてくれました。

表情豊かに「Harumi’s World」をアピールするコーラスハルミオン女声コーラスハルミング

【写真は、表情豊かに「Harumi’s World」をアピールするコーラスハルミオン(左)と女声コーラスハルミング(右)】

大合唱団を指揮する池田誠晴先ステージを盛り上げたエイサー隊

【写真は、大合唱団を指揮する池田誠晴先生(左)と、ステージを盛り上げたエイサー隊(右)】

ご主人の指揮で熱唱する晴美先生客席を向かって晴美先生

【写真は、ご主人の指揮で熱唱する晴美先生(左、リハーサル)と、客席に向かって指揮をされる晴美先生(右)】

コンサートで最も印象に残ったのは、アンコール曲を一緒に合唱した「宜野湾小学校音楽部」、「西原小学校音楽部」、「嘉数小学校6年4組」の子供たちの純粋で可愛らしい姿でした。全身を使って〝Harumi‘s World〟を表現する子供たちの動きに合わせて、おとなの合唱団員が見よう見まねでぎこちないながらも懸命に全身を揺り動かす微笑ましい風景がステージのそこかしこで見られました。

更に、伴奏を引き受けたT「普天間高校吹奏楽部」の皆さんが、山形県から駆けつけて下さった音楽指導者・池田誠晴先生短期間の特訓に応えて、〝Harumi‘s World〟の機微を見事に表現し、晴美先生の〝愛〟を客席一人ひとりの心の中に届けて下さったことも忘れられません。

一方、このコンサートはハルミオンにも大きな成果がありました。それは、

地元の新しい仲間、とりわけ小学生や高校生といった若い年代と一緒にHarumi‘s World〟を表現する機会を得てそれが見事に成功し、更に、このコラボレーションをお客様が歓迎し喜んで下さったことでした。

これは、晴美先生の音楽が地域や年代を超えて浸透し、着実に広がっている事の確かな〝あかし〟であり、晴美先生の音楽の普及に努めるハルミオンにとって、大きな糧になるものでした。コンサートの開催にご尽力下さった沖縄の皆様、本当にありがとうございました。

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