当日は、同期会の皆様を始め、沖縄、兵庫、大阪、三重、東京からもお客様が駆けつけてくださり、同期会の良き日に、今一度人生を振り返って、両親や恩師に「ありがとう」の想いを共感させていただく愛と感謝に満ち溢れたひと時となりました。
奇遇にも、御所西平安ホテルは、御所を挟んで、母が通学していた京都府立第一女学校の一筋西の通りにあり「御所のお庭で、お友達と毎日楽しくお昼のお弁当をいただいていたのよ」と、母が懐かしそうに話していた事を思い出しました。京都で生まれ育ち、今はすぐ近くに眠っている母に「母に贈るうた」を万感の想いを込めて演奏させて頂けましたことは、ただただ感謝でした。
お客様の殆どが、初めて作品を聴かれる方ばかりでしたが、涙を拭いながら真剣にお耳を傾けてくださり、アンコールの「ひとつ」では、向けられたマイクに、皆さんが大きな声で「ひとつ」を歌ってくださり、伴奏を弾きながらその光景を目の奥に焼き付けた感動のひと時となりました。
そして、晴美さんの音楽に出合わせていただいた事に改めて感謝致します。特に私は”母に贈るうた”に深い思いを持っています。突然の母と別れの時に 出合った事で どんなにか慰めてもらいました。
母との別れに悲しみにくれていました時、この曲を聴かせていただいて、思わず涙が溢れ、そのうち思いきり泣いていました。
何度もそうしているうち、悲しみから感謝の心に変わり ホッと心が落ちついたのです。どの曲にもそれぞれ思い入れがあり、楽しませていただいております。これからもどうぞ、ご活躍下さいますよう、お祈りいたします。毎日お忙しく、又、寒さも増して来ます。どうぞお身体ご自愛下さいませ。
「先生、高橋が喜びますよ。」の一声で思い切って第一部の音楽会に跳び込み、感激の一日になりました。高橋さんに会えて、奥さんに出会って挨拶ができて、愛と感謝の歌が聴けて、新しい音楽の世界に誘われてわが人生晩年における最高の一日でした。
早速高価な「愛のチャリティーコンサート」のCDを恵贈頂き、ありがとうございました。二度しみじみと拝聴し、心弾ませ癒されて愛の世界にひたることができました。イヤホーンやBOSEのヘッドホーンをつけたり外したりしながら聴き込むのですが、老爺には歌詞を完全に聴き取れないところがあり、目でも詩を追いながら聴けたら、美しいメロディーの世界が一層感銘深くなるだろうと思いました。
同封の詩は、小生が夙川学院短期大学の児童教育学科に勤めていました時に創作し、機関紙や教育雑誌に投稿したり、教育関係の講座や講演で引用したりしてきたものでございます。奥様、先生の詩に到底及ばない愚作だと自認していながら、おこがましくもこんなことを思いました。
先生も私も愛のロマンを詩っています。先生の「ひとつ」は「向き合う別のものが溶け合い結ばれて喜んでいる詩」、私の「ひとつ」は「異なるものが差異を超えて溶け合い繋がりたいと祈っている詩」だと思います。私がそんなことを思いますのは、家庭や学校園、職場や地域など、あらゆる社会に存在する厳しい差別を見過ぎてきたからでしょうか。
年の瀬が迫り、寒気益々厳しくなります折ご自愛ください。ご主人にコンサート・同期会の感激・感謝をお伝えください。
心温まるひと時に感謝、そして作品を通していただいたこのご縁にしみじみ感謝いたしました。藤田久男先生とお会い出来ましたことは、私にとりましても本当にありがたく、深い感動でした。
沖縄からいらして下さった有川玲子さん、いつも兵庫からお手伝いにいらして下さる上林祥美さんはじめ、お忙しい中お越し下さいました皆様に心より深く感謝申し上げます。そして、コンサートを企画してくださいました北尾和弘さんはじめ、幹事の皆様に篤く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
京都コンサートの丁度10日前の11月16日、みなとみらいホールで行われた横浜YMCA混声合唱団第56回定期演奏会に於いて、第4部「高橋晴美 愛と希望の世界」のコーナーで望月裕央先生の指揮で「君のいない海」「ひとつ」「母に贈るうた」「八幡小学校校歌~今、思い出を輝きに変えて~」が歌われました。この日、遂に「母に贈るうた」混声合唱譜が頒布開始となりました。思い返せば、この曲の初演は1995年6月、横浜のエクセレントコーストで行われた阪神淡路大震災チャリティーコンサートでした。
司会者の『初めてオリジナルコンサートをする時には母に曲をプレゼントしたいと思っておりました。今日、その夢が叶うことを本当に嬉しく思います』というコメントに続いてピアノのイントロを弾き始めたあの時から早22年…。天国の母に届くようなYMCA混声合唱団の真心のこもった「母に贈るうた」が、再び横浜の地に染み渡ってゆきました。
2年に亘って、晴美作品に一生懸命に取り組んでくださいました望月先生はじめYMCA混声合唱団の皆様に心より感謝申し上げます。
来年も色々な合唱団で晴美作品を取り上げてくださいます。新年早々には、新潟で「ひとつ」が教員のコンサートで歌われるとのこと、戦いのニュースの絶えないこの時代に「ひとつ」を選曲していただけます事を、本当に嬉しくありがたく思います。 どうぞ、来年が愛に満ち溢れた幸せな年になりますように… 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
晴美先生はこの1~2年の間に、かけがえのないお母様とのお別れ、信頼と敬意を寄せていらした黒田氏とのお別れ、ご主人のお父様とのお別れという実に大きな衝撃の事態に直面しながらも、その悲痛な状態からしっかりと身を上げて、光を放ち歩いて来られました。まるで先生の作詞・作曲の酒田市立八幡小学校校歌「今、思い出を輝きに変えて」のごとくに。
お母様も黒田さんも大好きだったという「今、悲しみも喜びに変えて 今、思い出を輝きに変えてこの時を新しく踏み出そう・・・・今、この時を新しく生きてゆこう」というこの歌は、天上から光となって晴美先生に降り注いでいたのではないかと思っていました。
今秋、昨年5月に東京のけやきホールで行われた「高橋晴美の愛と希望の世界 ありがとうコンサート」のDVD(BD)が完成、私たちはあの素晴らしいコンサートを何度も何度も振り返り鑑賞することができました。DVDを手にしたときに早速鑑賞し、音の素晴らしさと映像のよさに感激し、すぐさま晴美先生に「音がいいですね! 温かく優しくすてきな音ですね。映像も見事です」とお礼の電話を差し上げました。
このDVD制作の音調整は堀内直治さん。彼のみずみずしい感性とよきものを作ろうとする情熱、責任感、努力の結晶です。先のニュースレター(Harumi’World News)でも紹介されていますように、巨匠故黒田勝也氏のアシスタントを務めていらした堀内さんが「黒田さんのご恩に報いたいという思いを抱かれて、音調整に1年半も費やしお付き合いくださいました。」とありましたが、その献身的な労が実を結んだものと敬意を表さずにはいられません。生業の傍らに音調整やDVD制作作業をなされたとは本当に感謝の念でいっぱいになります。
このDVDで、先生のかけがえのないお母様が観客席でご来場のお客様と歓談し、ステージを嬉しそうに見上げて拍手なさっていらっしゃるお姿が動画として見られることになったのもいつも録画を担当されていらっしゃる晴美先生の弟様の真心の賜物でしょう。本当に貴重な映像になりましたね。
前のニュースレターに掲載されました晴美先生の『ああ…これが最後の母の動画だったのか…。長い年月、いつもこうやって私を応援し続けてくれたのか…」と涙がとめどなく溢れました。1年半掛かってディスクを作成しているうちに、結果的に二人の最愛の人に贈る「ありがとうコンサート」となってしまったのです。自ら弾き語りした「約束」は、あの時以上に深い意味を成し、聴く度に私の心に新たな誓いを立てさせます。「あなたが残した数え切れぬ愛の形見 必ず報いて再びあなたに会いたい 必ず報いてあなたに会いたい…」
まさに私たちひとりひとりが抱きたい愛の心です。しみじみと伝わってまいります。
ネットワークのニュースレターには、毎回篤いメッセージが寄せられ、読むたびに、心動かされるすてきな「人と人の心の溶け合い」を強く感じます。
その一部をお借りしますと「心に響く感動のコンサートでした。高橋さんの音楽に流れる深い“愛”“感謝”“命への慈しみと思い”が美しいメロディーと言葉となりあふれ出て会場のみなさんの胸に迫りました。」と感動したメッセージが拝見できます。
私が住まいする酒田市の多くの中学校では、大きな学校行事で「ひとつ」を全校生徒が歌っています。
「あなたの部屋に野の花ひとつ いつも安らぎをとどけてあげたい」「人と人がとけてひとつ 今日もしあわせ感じ合いたい」「国と国がとけてひとつ その日を信じて今日も生きる」と、次代を担う中学生や高校生が歌声で心を共鳴させ合うことが本当に大事なことだと思っています。
機会あるごとにあちらこちらの音楽の先生に声をかけてきました。沖縄の高校の先生にも「ひとつ」の歌声を沖縄で拡げていきませんか!と。ぜひとも多くの若者に歌い合ってもらい、「ひとつ」の心を膨らませて大人になってほしいと願います。
又、今年の夏には、中学校の音楽の授業でよく使われているMY SONG(マイ ソング)という歌唱教材本に、Cantare(カンターレ)~ 歌よ 大地に響け ~が中学生版として掲載されたということをうかがい、本当に嬉しくありがたく思っています。
今、この危機的な時代に、「ひとつ」とともに、中学生が歌声を交わし合って、このCantareを響き合わせ、伝えあって心を動かしあう姿が全国で広がることを楽しみに、その姿を想い願っています。
晴美先生ありがとうございます。
間もなく迎える新しい年、「思い出を輝きに変えて 今、この時を新しく踏み出そう・・・新しく生きていこう」の晴美先生の歌詞のごとく生きていきたいと思い願っています。
皆様、どうぞ良き年をお迎えください。
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