透き通る青空の下を、鳥たちが舞い遊ぶ秋の候、皆様お元気でいらっしゃいますか。
続くコロナ禍に於いて、皆様それぞれ色々な事を思い、新しい発見、気付きをいただかれたのではないでしょうか。私も、本当に貴重な時間をいただき、この間に今まで味わったことのない自然との共存の喜びを味わわせていただきました。自然災害のニュースに接するたびに胸を痛め、地球汚染のニュースに接するたびに人間のしてきたことに対し何とも言えない申し訳なさに天に詫びる思いになり、原点に立ってもう一度己を見つめ直す機会をいただいたように思います。
そのような想いで温め続けてきた新曲を丁度書き上げた日、高山からの1本のお電話で、突然11月3日の演奏のお話をいただいたのです。始めは、夫の話を真に受けられず、冗談だと思っていたのですが、真実と解り、「このタイミングで!!」と、本当にびっくりいたしました。
「歌い手さんは、晴美さんにお任せします。」とのことでした。そこで、直ぐに閃いたのが、金岡淳子さんでした。金岡淳子さんとの出会いは、私が作詞作曲家ピアニストとしてデビューする前に遡ります。
ネットワーク親睦会を何度か開催させていただいたこともある、内幸町の『シーボニアメンズクラブ』は、私が生まれて初めてピアノの演奏のお仕事をさせていただいたところで、私にとりまして『ふるさと』のように思っているところなのですが、このシーボニアメンズクラブにオーディションを受けに行った時、コーヒーを運んできてくださったのが、金岡さんだったのです。
彼女は当時、専門学校を卒業してから、更に武蔵野音大声楽科を受験するために、シーボニアでコンパニオンのアルバイトをしていらっしゃいました。初対面で、何か運命的なものを感じました。
その後シーボニアでピアノ演奏のお仕事をさせていただくことになったのですが、金岡さんはいつもお仕事をしながら耳を傾けていてくださり、本当に嬉しく心強い存在でした。
彼女は武蔵野音大に入学し、日本歌曲の試験では、私の連続歌曲の中から『草の笛』という作品を歌ってくださったこともありました。でも、まさか三十年後にこのような形で私たちが一緒に、地球への愛と感謝の歌を演奏する日が訪れるとは思ってもみなかったことでした。
年を重ねてこそ解る喜び、感謝、感動は、一言で言い表せないほどの時間の重みを感じます。
あらためて、人と人の出逢いの妙、ご縁の不思議さを思いました。
『どこかで誰かが~全ての命と共に~』は、大地や海を汚してきた人間の愚かさに涙し、全ての命に感謝して立ち上がる曲です。今、混声合唱に編曲をし始めております。
12月のハルミオン練習に間に合えば…と思っております。
渾身の思いを込めて歌い切ってくださった金岡さんに、あらためて心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
この度記念すべき11月3日、光栄なる感激のご共演をさせて頂きましたこと、心より篤くお礼申し上げます。
今から三十余年前でしょうか、親の反対もあって、日比谷のヨットクラブ、「シーボニア メンズクラブ」でアルバイトをしながら、音大を目指していましたが、その日はいつもと違う初めての(フェアリー(妖精)のような可愛い)ピアニストさんがグランドピアノの椅子に座っていましたので、何だか嬉しくなって、「どうぞ」と言ってコーヒーをお持ちしたのを覚えています。お互いに微笑んだ目と目で不思議と何かが通じたような感覚でした。
それからは…
そして、いつも感じるのですが、貴女はご両親のこの上ない愛情で育てられ、お祖父さま、引いてはご先祖から脈々と流れ、受け継がれる命の輝きを享受され、(世の中ではそれを「徳」と呼ぶのでしょう)そしてその背後にある大きな力やみ恵みに心からの感謝をもって、また愛と慈しみをもって、言葉と音を綾織りなす作詞作曲、ピアノ演奏、指導にとあらん限りの心血を注いで来られていますね。それなのに、私としたことが、三十数年前の青年期から時が止まったままで、いまだに「それでねえ、おはる・・・」と話しかけているのですから、・・・礼儀もわきまえず、本当に困ったものです。不躾をお許し下さい・・・。
それでも、いつもは別々に行動していながら、久々にご一緒させて頂くと、ちょうど同じことに気付いていたりしているところが見つかることがあって、そういう時はとっても嬉しくなります。
今、人類が直面している感染症、自然災害は私たちへの警告に他なりませんね。
高橋晴美、渾身の新曲『どこかで誰かが~全ての命と共に~』を歌わせ頂き、多くの種を絶滅させ、生態系を破壊してきた私たち人類は心からそれを謝罪して、皆で新しい生き方を模索し、生きとし生けるもの全てが輝く、喜びの世界へと転換していこうという想いが体の中から湧き上がってきました。歌いながら、血がたぎりました。
「11月3日に向けて、まさに命がけ」と明かして下さいましたね。私も持てる想いを、力を精一杯音霊と言霊に込めて、時空を超えた気迫で全身全霊で歌わせて頂けました。
この地上に時を同じくして生を受け、生かされている私たちお互いは、それぞれの場をとおして、音楽をとおして、共に美しい世界を作っていけるようさらに精進していきたいと改めて思います!
素晴らしい曲に巡り合わせて頂き、光輝く時をご一緒させて頂き、一生の宝物となりました。 本当にありがとうございました。
団員の皆様は、いつもと違いますので、くれぐれもお間違えの無いようにご確認ください。
・12月18日(第3土曜日) 9時~12時 リハーサル室「M3」…小野瀬先生空を越えて、海を越えて、世界に向けて『愛』を届けることの出来る合唱団になれますよう、これからも共に喜び合いながらコツコツと精進努力してまいりたいと思います。
先日、30代の男性の方から『ひとつ』のCDの申し込みをいただきました。そのご意見ご感想の欄に書いてある言葉を見て、思わず胸が詰まってしまいました。そこにはこう書いてありました。
恐らく成城学園の初等科ではないかと思います。よろしければ、「夢飛行」1999年7月号をご覧ください。
生きていると、思わぬ感動的な事に遭遇するものですね…。歳を重ねてこそ味わえる醍醐味です!
皆様も、どうぞお健やかに、美しい秋の日をお過ごしくださいませ。
毎年2月は後援会の更新月にあたりますので、お手数おかけいたしますが、更新手続きをお願いいたします。
又、新規入会の方も宜しく御願い申し上げます。
・PCメールでのニュースご案内をご希望の方 | :年会費2,000円 |
・郵送でのニュースご案内をご希望の方 | :年会費3,000円 |
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