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<写真:11.29飯田橋アグネスホールチャリティーコンサート> 


 12月に入り、一段と寒さが身に沁みる今日この頃ですが、皆様お元気にお過ごしでいらっしゃいますか。一年が過ぎるのは何と早いのでしょう!早いもので、昨年12月の広島コンサートから約一年が経とうとしております。11月は、6日に広島のためのプレコンサートが新宿ミノトールであり、その後11月17日の広島ゲバントホールでのコンサートのために、16日から3日間再び広島に行ってまいりました。
 今回のコンサートは、なんと前回私を広島に呼んでくださったあの茶谷さんご自身と、茶谷さんと私を引き合わせてくださった内田さんとの「二人のコンサート」でした。お二人はこよなく私の作品を愛してくださり、「二人のコンサート」は今回で2回の東京でのコンサートに続いて、3回目のコンサートとなりました。
 1年振りの広島は懐かしく、温かく、そして以前にも増して私にメッセージを送って来てくれました。17日、コンサート当日の午前中、原爆資料館に再び足を運んでみました。もう一度展示品のひとつひとつに対面したくて…。原爆は決して人事ではない・・・己自身の日々の「愛」「思いやり」を問いかけられているような気がいたしました。そして被災者お一人お一人の遺品や写真と対面しながら、約束をするように、原爆資料館を後にしました。
 ドームにもう一度足を運ぶと、ドームの隙間に抜けるような美しい青空が広がっていて、その上に2羽の鳥がとまっていました。あの焼け野原の広島に、芽が出て、そして今はまるで何事もなかったかのように平和な町が活動しているのです。ヒロシマからのメッセージをしっかりと抱きとめて、自分自信に問いかけながら、コンサート会場へと向かいました。コンサートはあたたかな雰囲気に包まれ、終了後のロビーでは、懐かしい人達と1年振りの再会を抱き合って喜び合いました。刻々と流れてゆく時の中で、今、こうして何かしらの役割をいただきながら、縁あった方々と共に元気に生かされていることを、あらためて有り難いと感じた広島でした。

 11月29日は飯田橋アグネスホールで、社団法人 日本産業退職者協会主催の「愛と癒しの歌〜高橋晴美の世界チャリティーコンサート」が開催されました。このコンサートのきっかけは雙葉小学校3.4年の担任の先生でいらした、田中信彦先生のご紹介によるものでした。お陰さまでコンサートの1ヶ月前にはチケットが完売となり、当日の会場は満席となりました。大きなコンサートが続いた中に、小さな規模のコンサートは、アットホームな温かさが漂い、久々に再会するお客様とも暫しの語らいの時間が持てました。収益金の全てで老人福祉施設に音響機器を寄贈するという企画で、今回は8台分の30万円が寄贈されたと伺いました。お忙しい中、お越しくださいまして本当にありがとうございました。

 12月に入り、いよいよ今年も残り少なくなってまいりました。今年最後の締めくくりに、心を込めて成し遂げたい事が残っております。来年皆様に成果を発表出来る様に、全身全霊込めて頑張りたいと存じます。寒くなってまいりましたので、皆様お風邪を召しませんように、くれぐれもご自愛くださいませ。

 

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