高橋晴美の音楽ネットワーク ニュースレター      

「遠藤いつ子 高橋晴美の世界を歌う 」三島市民文化会館でのコンサートを終えて

晴美先生
  夢であった、夢のようなコンサートが無事、終わりました。コンサートでの晴美先生の微笑みや、先生が私に注いでくださった愛を思い返すと、涙が出てきます。同じ言葉でしか言えませんが、本当に先生の愛に育てていただきました。心の底から好きな音楽を、産みの親である晴美先生の温かいピアノで歌わせていただけるということは、とても幸せだと思います。その喜びが私をこのコンサートまで引っ張ってくれました。

 すべては、「想い」で作られたコンサートでした。晴美先生が、「あなたが初のリサイタルをするのなら、プロを揃えたい」とおっしゃって、最高の演奏者、スタッフの方々をそろえてくださったこと。今落ち着いて考えると、ぞくっとするくらい素晴らしい超一流のスタッフにステージを作っていただきました。アンケートの中にも、「出演者もスタッフもみんながひとつになっていたと思う」という感想があり、本当にみなさんの温かい気持ちをいただいてできたコンサートだったと、つくづく感じます。幸せです。ハルミングという素晴らしい仲間がいること、小学生やモルゲンさんに出会えたこと、ご協力いただいたこと、また、いろんなところでいろんな形でご協力くださった方々に、本当に感謝です。

 アンケートを読んでいると、晴美先生の音楽や愛が伝えられ、喜んでいただけたようで、大変うれしく思います。またまとめたものをお送りしますね。

 京都のコンサートでは、想念的に成長させていただいたように思います。緊張して思うように歌えないという失敗を音合わせでしたとき、未だに自分ひとりの世界にいることに気づきました。何のために歌っているのか、どうして晴美先生の音楽を歌っているのか、それを見つめ直しました。この失敗も成長するための試練だったと思うと、全てが必然的だなぁと実感いたしました。

 "たゆまぬ努力と祈りがあれば 全てのことが必ずかなう" この言葉を信じて取り組んできました。努力をしたというよりも、好きなことを思いっきりやった、という感じです。楽しかったです。時に、事務的な準備が忙しく、なかなか歌う時間がないときもありましたが、「聴きにいくよ!」と言ってチケットを買ってくださった方々や、快くスタッフを引き受けてくださった方々、チケットを一生懸命売ってくれた方など、いろんな方々のことを思って練習しました。だから、本当に多くの方の愛に励まされました。

 この先、コンサートが続いてうれしいです。でもひとつひとつしっかり向き合ってお役に立たせていただけるよう、努力したいと思います。また、成長させてくれる何かがおこると思いますが、がんばります。

 全ては言い尽くせませんが、この機会をいただき本当にありがとうございました。先生には、人として、という部分でもご指導いただき、学ばせていただいています。
先生と先生の音楽にめぐり合えたことに感謝でいっぱいです。

遠藤いつ子



 遠藤さんのリサイタルを終えて届いたメールです。育てる喜びを胸いっぱい味わわせていただきました。遠藤さんは、作品を心から愛し、作品に宿っている魂と真摯に向き合い、そして人様の心に愛を届けようと一生懸命に努力してくれました。美しい声の持ち主で音大卒業後もオペラをお勉強されましたが、技術テクニックでは歌えない高橋晴美作品の難しさに随分と悩み努力されました。何が、素晴らしかったか…それは、初のリサイタルにも拘らず、終始笑顔で周りの人たちに対して最初から最後まで優しい心遣いで接していたことでした。なかなか出来るものではありません。自然で、肩の力が抜けていて、実に遠藤さんらしいステージでした。この日を迎えるまでに精一杯なさったからこその自信と喜びと感謝に満ちていました。この大きなステップを生かして、今後もたくさんの人を愛し、多くの人々の魂にまで温かな愛をお届けできるような益々魅力的な歌い手になってほしいと願っております。

 



 3月29日千葉市文化交流プラザ(旧ぱるるホール千葉)において、コール・ル・ヴェールによるファーストコンサートで、第4部〜心ひとつに〜の最後に「窓をあけてみたら」「星降る夜に」「ひとつ」が演奏されました。団員のお一人、花井眞理子さんが10年前に「ひとつ」と出会い、長い道のりを経て、今回の発表となりました。残念ながら私は聴きに行けませんでしたが、実行委員長の上田庸子様より、「素晴らしい歌をありがとうございました。お客様よりあたたかい感想をたくさん頂戴いたしました。感謝の思いでいっぱいでございます」というお手紙が届きました。歳月を掛けて大事にあたためてくださり、本当にありがとうございました。
 4月3日埼玉会館大ホールにおいて、浦和高校グリークラブ第30回記念定期演奏会で、第2部で蕨第一中学音楽部と久喜高校三校合同混声合唱のコーナーで、小野瀬照夫先生指揮により「Cantare〜歌よ大地に響け〜」「ありがとう」が演奏されました。又、ミュージカル「オズの魔法使い」の中で「窓をあけてみたら」を、男子生徒がいろいろな衣装をまとって歌いました。私は都合でゲネプロを聴かせていただきましたが、若さに溢れた清々しい澄み切った歌声でした。本番が聴けなかったのがとても残念でしたが、生徒達に会えた事が何よりの喜びでした。衣装を着けての男声ミュージカル、DVDが楽しみです!



 さて、いよいよ5月31日愛知県芸術劇場で行われる「高橋晴美…愛と癒しの歌in Nagoya」が近づいてまいりました。今回のコンサートは、以前ニュースでもご紹介いたしましたが、名古屋からレッスンにいらしてくださっております大竹園子さんの主催のコンサートです。大竹さんは地元で高橋晴美作品を歌われており、今回は「晴美先生の歌を地元で是非ご紹介させていただきたい」との事で企画してくださいました。今までも手作りのコンサートをご自宅のホール(100人収容)で何度も主催なさっていらっしゃいます。
 今回は、愛知県名古屋芸術劇場小ホールで行います。出演は、高橋晴美カルテット(ピアノ)高橋晴美、(ベース)芹澤シゲキ、(ドラムス)八木秀樹、(サックス)大和田雅洋、(ボーカル)遠藤いつ子、杉浦真理、古野綾、+ハルミングそしてなんと、友情出演でコーラスハルミオンの男声6名(ハルメン)が参加してくださることになりました。カルテットの演奏も何曲かお楽しみいただきたいと考えております。お近くにお住まいの方は、是非お越しくださいませ。心よりお待ち申し上げております。

高橋晴美先生の曲にはじめに出逢ったのは4年前のこと、「母に贈るうた」でした。
父より母のほうに思いを強くして育ってきたせいでしょうか、歌っている間に思い出が走馬燈のように巡って、涙でうたえなくなってしまいました。
CDを注文して、聞いてみました。どの曲も心の中で歌います。ぜひ、譜面を入手したいと先生に手紙を出しました。なんと、レッスンをして下さるとの事。
東京にはほとんど行ったことはありませんでしたが、思い切って出掛けました。
はじめて、お会いして、お人柄がそのままの曲だったことをあらためて感じたものです。
それから「父の言葉」「Last song〜去りゆく人へ〜」「父の手」・・どの曲も今まで出逢った人たちの事を思い出して涙がいつも溢れます。思い出が歌の中ににじんで、温かい気持ち、感謝、そして涙で心が洗われたようにすがすがしい気持ちにさせてくれます。そんな高橋晴美先生の作品を、名古屋の皆さんに是非お聴き頂きたいという思いが膨らみ、コンサートの企画を思い立ちました。
何もかもはじめての経験に、いつの間にか、周りの友人達が応援をしてくれます。
はじめて、「母に贈るうた」を教えてくださった水織ゆみさん、歌を歌って涙が止まらない感性を育ててくれた両親、大それた事をやらかす妻を見守ってくれる主人、何より応援して下さる友人に感謝です。
是非、たくさんの方々にお越し頂きたいと思います。


2008年4月吉日
大竹園子

 

チケットは 如月会052-262-3828(大竹書店)又は、052−241-7480(杏菜)まで直接お申し込みくださいませ。


2008年4月吉日 高橋晴美
            

*********************************************


●Harumi's World News インデックスへ