高橋晴美の音楽ネットワーク ニュースレター      


 5月3日、美しい青空が広がる広島の空の下フラワーフェスティバルが開催される同日、アステールプラザ大ホールに於いて「2020年広島オリンピック招致応援コンサート」が行われました。

 コンサートの最後に「ひとつ」の大合唱をしたいという事で2月にお話をいただいてから間もなく、5月3日に広島アステールプラザ大ホールが取れたという連絡が入りました。そのホールの名前を聞いててびっくり!5年前に「ひとつ」誕生10周年記念コンサートを行ったのがこのアステールプラザの中ホールだったのです。15周年の今年、再び広島で平和を祈る機会をいただけた事に何か深い意味を感じずにはいられませんでした。

 被爆という人類史上初の深い傷を負った広島という地で、世界平和を祈って行われるスポーツの祭典オリンピックが行われたら、どんなに意義深い事でしょうか…。それこそ、虹を渡る日の到来を思わせるような事に思え、込み上げてくるものがありました。コンサートの模様を遠藤いつこさんが綴ってくださいました。実行委員の方々からのメール共にご報告させていただきます。

〜Peace Piece Concert in ヒロシマ〜


 去る5月3日、広島市の平和記念公園近くにあるアステールプラザ大ホールにて「Peace Piece Concert in ヒロシマ」が盛大に開催されました。約1ヶ月ほど前からチケットの販売が行われたようですが、ほぼ満席状態で、「すごい!」の一言でした。

 私にとって広島は、5年前にも同じアステールプラザの中ホールで開催された晴美先生のコンサートで歌わせていただき、記念すべきソロデビューコンサートとなりました。さらに私は広島の原爆記念日に生まれ、何かと因縁のある地でしたがこうしてまた訪れ、晴美先生の愛と希望と祈りの音楽をお届けさせていただける喜びでいっぱいでした。

 第1部では全国から寄せられた平和への作文や絵画の入賞作品の授賞式や講演など、第2部は地元広島の児童合唱団やオペラ歌手、大学生の演奏、そして第3部で「高橋晴美 愛と希望の世界」と題して「少年」「海よりも空よりも」「あした」「今日−虹を渡る日」をこのステージのために東京から夜行バスで駆けつけられ有志合唱団・合奏団の方々と共に歌わせていただきました。フィナーレでは、第2部の出演者も加わり出演者全員で“ひとつ”“Cantare”を大合唱しました。晴美先生のご主人である高橋裕先生が指揮を振られ、晴美先生のピアノ、そしてフルオーケストラの演奏にのせて、皆の想いの深さを感じる歌声が広島の地に響き渡り、まるでその地が浄化され、明るい未来と希望の光が広がっていくようでした。

 アンコールでは会場の皆さんと共に“ひとつ”を歌いましたが、これまで何度も晴美先生のコンサートで音響を担当されてきた黒田さんが、「“ひとつ”を最初からこんなにお客さんが歌ったコンサートは始めてだ。」とおっしゃっていました。きっとお客様や出演者、スタッフなど全ての人達の想いがひとつになった瞬間ではないかと思います。

 約1ヶ月ほど前にこのコンサート開催が本決まりになり、猛ダッシュで準備が行われてきたそうですが、スタッフは50名はいらしたでしょうか、皆さんの熱い想いが随所に伝わってきました。中には仕事を休職してこのコンサートの準備に携わった方もいらっしゃいました。広島オリンピック開催を通して平和を訴えていきたい、そんなスタッフの想いが出演者を突き動かし、観客に響いていった、とてもパワフルで明るく、温かいコンサートでした。

 次の日、平和記念公園内にある平和記念資料館に今回も足を運び、原爆の威力とその悲惨さをもう一度この目に焼き付けてきました。有無を言わさず奪われていったたくさんの命。その惨劇を無駄にせず、絶対に恒久平和を目指していきたいと思いました。

 そのためにも人の心を溶かし、愛を芽生えさせてくれる晴美先生の音楽を、より多くの人々にお届けさせていただき、音楽を通して世の中や人様のために貢献していきたいと思うコンサートでした。  携わることができて本当によかったです。ありがとうございました。 遠藤いつ子




Peace Piece Projectの実行委員        藤田一


 裕先生、晴美先生、この度は大変お世話になりました。お陰様で大変素晴らしいイベントがお許し頂けました。心よりお礼申し上げます。

 この度の経験は私にとって一生の宝となりました。今もこのメールを打ちながら涙が溢れております。

 広島五輪招致に関しては様々な意見がありますが、5月3日にアステールプラザに集まった人々は、きっと「必ず自分たちの手でこの平和のメッカ広島でやるんだ!」と想いがひとつになったことと思います。 これも裕先生、晴美先生のお陰です!(^^)!

 みんながひとつになれました。

 今でもスタッフたちは毎日、"ひとつ"や"カンターレ"を口ずさんでいます。

 来場された方も「感動しました。」「涙が出ました。」と喜びの声を頂きます。

 何度も広島に足を運んで頂き、ハードスケジュールでゆっくり広島をご案内する間もなく、お帰りになられたことが申し訳なかったと思っております。しかしながら、4月初旬とリハーサル、そして5月1日からの先生方と過ごした時間はとても楽しく有意義な時間でした。

 今、お二人のお顔を思い出すと、私まで幸せな気分になります。

 指揮をとられている時の裕先生のお顔は最高でした!(^^♪ピアノを生き生きと弾かれておられる晴美先生のお顔、お好み焼きを裕先生が食べているのを携帯電話で撮影されていらっしゃるお二人のお顔。。。どれもさっきの出来事のように思い出されます。


 晴美先生のお言葉、 「快晴の空をバックに、美しい緑の木々の下に立つ原爆ドームは、
生きとし生けるものが命輝いて共存する時代が訪れる事を祈って立っているように見えました。」

とても心に響くお言葉です。

 広島で生まれ育ち、日々原爆ドームを目にしている私達広島の心ある市民から、
真の平和を訴えていきたいと思います。
ありがとうございました。



Peace Piece Project        代表 多田 多延子


 5月3日の『Peace Piece Concert in ヒロシマ』では、ゴールデンウィーク期間中のお忙しい中、全国から沢山の皆様にお越し頂き誠にありがとうございました。

 脚本家の小山高生先生、高橋 裕先生、晴美先生をはじめ、エリザベト音楽大学 広島ジュピター少年少女合唱団、オペラ実行委員会ヴィータ◆ムジカーレ◆東広島、『Peace Piece Concert in ヒロシマ』の為に結成された広島オリンピック応援合唱団・合奏団の皆様、ご賛同・ご支援頂いている皆様に、心より感謝申し上げます。

 コンサートの最後には、高橋晴美先生作詞・作曲の「ひとつ」を会場の皆様と一緒に合唱させて頂き、10年後の2020年の再会を約束して感動的なエンディングとなりました♪"2020ヒロシマ・オリンピック招致"も皆様と心を一つに出来た時に「必ず招致できる!!」と確信いたしました。


 年内までには広島市が立候補するかどうかを決定すると報道されています。平和の祭典『2020ヒロシマ・オリンピック』を成功させるため、一人でも多くの方に署名活動にご参加、お声かけ頂けましたら幸いです。近日中に追加の署名を広島市に提出予定で、現在合計27万名以上のご署名を頂いております。 6月末までに100万名の署名を目指し、精進してまいりますので今後ともお力添え頂きますよう宜しくお願いいたします。


 広島オリンピック実現のために、一人でも多くの方に署名のご協力をいただけると嬉しいです。 どうぞよろしくお願い申し上げます。

http://peacepieceproject.com/top.html


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