高橋晴美の音楽ネットワーク ニュース レター  



 八重桜が風に舞い、緑が芽吹く季節となりました。皆様お元気でいらっしゃいますか。
桜色のプログラムに象徴されるような未だ寒さが残る3月15日、沖縄宜野湾市民会館で4度目となる「愛Eyeチャリティーコンサート」が感動の内に終わり ました。お世話になりました実行委員の皆様をはじめスタッフの皆様、山形県酒田市から遠路遥々参加して下さいました池田誠晴校長先生、そして歌い手さん、 ミュージシャン、合唱団の皆々様に心より感謝、御礼申し上げます。

 帰宅後は夫の一世一代のコンサート、スタジオのリフォームと、楽譜の制作と新曲の仕上げなどに追いかけられておりました。その間にもコンサート会場で音 大の同級生や雙葉時代の同級生に再会したり、毎年春に京都で行われる母の同窓会のお伴で満開の桜を観賞したり、「ひとつ」の初演で歌って下さった李京順さ んと心熱く音合わせをしたり、又、先日はCDファーストアルバムで「海よりも空よりも」や「父の言葉」「雪どけに〜今、命輝く時」「Last Song〜去りゆく人へ〜」を歌って下さった石井智子さん(永堀智子さん)と感動的な再会をしたりと、温かな人の中で生かされている事にしみじみ感謝する 日が続いております。

 つい先日は幼稚園の園長先生から、情操教育の一環として「ひとつ」を幼稚園児に歌わせてあげたいとのお話しをいただきました。園長先生は何と私と誕生日 が一緒で奇遇なご縁に驚いております。早いもので4月20日には、私に取りまして忘れる事の出来ない「ひとつ」誕生19周年記念日を迎えさせていただく事 が出来ました。この作品の生みの親として、いったいどれだけ責任持って応えて来たのであろうか・・・と、毎年この日を迎える毎に自分自身を省みて己の愚か さ未熟さにただただ反省を繰り返すばかりです。それなのに、変わらず支援し続けて下さる皆様に、本当にありがとうございますと心より感謝の想いが込み上げ てまいります。

 来年は「ひとつ」だけではなく、「母に贈るうた」も誕生20周年を迎えさせていただきますが、感謝の想いをお伝え出来るような記念のイベントを開催出来ればと思っております。
 何が起こっても不思議ではない今を、出会わせていただけた方々と共に、喜びを分かち合いながら歩ませていただきたいと思います。
2014年4月吉日
高橋晴美



ドキュメント!!「宜野湾コンサート」       堀江 熙

  2014年3月15日(土)午後6時30分、沖縄県宜野湾市の宜野湾市民会館大ホールで『宜野湾愛・Eyeチャリティーコンサート 〜高橋晴美の愛と希望 の世界と共に とけてひとつ=`』が開演しました。コンサートには、「コーラスハルミオン」(以下、ハルミオン)とハルミオンのセレクトメンバーで編成 した「女声コーラスハルミング」も出演、沖縄の皆様に高橋晴美先生(以下、晴美先生)の音楽を堪能して頂きました。ハルミオンにとって、2009年、 2011年に続く3度目の沖縄での演奏会でした。

 プログラムは、沖縄の音楽団体が沖縄古謡、指笛、三線、吹奏楽、合唱などを披露した「第一部」と、沖縄の皆さんに『高橋晴美 愛と希望の世界』をお届け する「第二部」のステージで構成され、ハルミオンは第二部に出演しました。また、第二部には東京の混声合唱団「カント・ハルモニア」と、日ごろ晴美先生の 音楽に親しんでいる沖縄の合唱団も出演、ハルミオンと一緒に晴美先生の愛と希望の楽曲≠演奏しました。

【写真は、池田誠晴先生の指揮、高橋晴美アンサンブルと県立普天間高校吹奏楽部の伴奏で「今、思い出を輝きに変えて〜酒田市八幡小学校校歌〜」を共演する合唱団員】

 第二部のステージは、「女声コーラスハルミング」の演奏でスタートしました。昨年12月に東京で自主コンサートを行った実力派が奏でる合唱あり、ソロあ り、重唱ありの多彩なプログラムに、客席は瞬く間に『Harumi‘s World』に引き込まれたようでした。続いて、ハルミオンの25人が「窓をあけてみたら」を歩調を合わせて歌いながらステージの袖から中央へ。この演出 に客席は大喜び、皆さんが手拍子で応えて下さいました。ステージと客席の心が通い合った至福のひと時≠ナした。

 客席との一体感が生まれたところで、ステージ上に東京の混声合唱団「カント・ハルモニア」と沖縄の合唱団「アンサンブル晴」の皆さんが登場、ハルミオン と一緒に、高橋裕先生の指揮、11人編成の高橋晴美アンサンブルの伴奏で「星降る夜に」を演奏しました。三つの合唱団の合わせ練習≠ヘ、本番直線のリ ハーサルだけでしたが、一昨年の「宮古島コンサート」の際にア・カペラで共演した実績があるだけに息はピッタリ。情感あふれる演奏で客席を魅了することが できました。

 この後、ステージ上には「沖縄いちゃりば合唱団」(晴美先生の楽曲を歌っている「コールにしはら」など沖縄の五つの合唱団で編成)が加わり、合唱団員は 200人規模に膨れ上がりました。そして、この大合唱団が演奏した曲は、「今、思い出を輝きに変えて 〜酒田市八幡小学校校歌〜」、「ひとつ」、 「Cantare 〜歌よ大地に響け〜」の3曲。山形県酒田市から駆けつけて下さった吹奏楽指導者の池田誠晴先生が指揮する高橋晴美アンサンブル、36人 編成の県立普天間高校吹奏楽部の伴奏で歌い上げる200人の心の叫び≠ノ、客席は感動と興奮のるつぼと化したようでした。

 ステージはいよいよ大詰め。客席には知らされていませんでしたが、アンコール曲としてあらかじめ3曲が準備されていました。演奏者として新たに小学生の 合唱団員112人と三線、エイサー奏者が加わり、ステージ上は、立すいの余地もないスシ詰め状態になり、客席に顔を出せなかった合唱団員も出るほどでし た。そこに、満を持して登場したのが晴美先生。沖縄で作られた「夢咲き島」を客席に感謝の気持ちを込め、300人を超える合唱団をバックに率いて独唱され たのです。プログラムに記載されていないこのサプライズに客席は大喜び。指笛、掛け声、拍手がしばし鳴りやみませんでした。この時、バックコーラスを受け 持った小学生の演奏ぶりも客席の目を引きました。全身を使って音楽を表現するかわいらしい姿に魅せられて、大きな体を思わず左に右にぎこちなく揺り動かす 合唱団員の姿も・・・・・。

  サプライズは更に続きました。晴美先生が客席を向いて指揮【左の写真リハーサル時】、ステージと客席が一つになって「ひとつ」をコラボレーションしたので す。客席の声は遠慮がちで、ステージの大合唱団の声にかき消されがちでしたが、それでも、お客様の心には、ステージと一体となって晴美先生の代表作「ひと つ」を共演したという満足感≠ェしっかりと刻み込まれたようでした。

 そして、アンコール曲のフィナーレは、晴美先生が沖縄で作られた「Pray for the Earth」。すべての楽器がここぞとばかりに高らかに鳴 り響き、それに合わせて生きとし生けるものが慈しみ合って 喜び歌う時代が訪れますように≠ニ何度も何度も繰り返して歌う大合唱、その中、太鼓を打ち鳴 らしながら乱舞するエイサー隊の勇姿【左の写真】・・・・・。
 フィナーレを飾るにふさわしい迫力が会場中に波動となって拡散し、お客様の興奮度≠ヘいやが上にも高まったのです。やがて、指笛と拍手が鳴りやまない中で終演・・・・・。 
 
 沖縄県で開催された「愛・Eyeチャリティーコンサート」の集大成とも言える宜野湾市でのコンサートでしたが、小学生から高齢者まで、年代を超え多くの方々に『Harumi‘s World』の素晴らしさをアピールできた事に幸福感を覚えます。
 このコンサートの開催に尽力され、成功に導いて下さった宮城義昇実行委員長と真栄城早由さんをはじめとする事務局の皆様、更に、ステージを盛り上げて下さった高橋晴美アンサンブル、普天間高校吹奏楽部、共演して下さった合唱団の皆様に、心からお礼を申し上げます。 
       (コーラスハルミオン・堀江)
 

宜野湾コンサートに参加させていただいて  中西由美子

晴美先生
先日の宜野湾市民コンサートでは大変お世話になりましてありがとうございました。
4度目の集大成とも言われていたコンサートに出演させて頂き、有難くもソリストとして歌わせていただく事が出来て本当に感謝の気持ちで一杯です。
歌い終わった後、心の底から歌わせて頂けたことに感謝の想いと、まだまだ至らぬ己に反省とで袖口に下がると涙が溢れて止まりませんでした。
このような経験は初めてでしたので自分でも驚きました。
思っていた以上にこの度のコンサートはとても意味のある大きなコンサートだったのだと思います。
 アンコール最後の曲を歌い終わった後、会場にいらっしゃる全員の方が感動された様子で温かい拍手をして下さっているのを見て、長い時を経て色々なご苦労 や色々な困難を乗り越えこの日を迎えられた晴美先生を始め出演者とスタッフ全員の愛が届いた!報われて本当に良かった!と感動致しました。
そしてこれから、もっともっと晴美先生とお仲間の皆様と共に晴美先生の音楽を沢山の方にお届けさせて頂きたいと強く思いました。
この度のコンサートに参加させて頂けた事は私にとって一生の誇りです。

晴美先生この度も本当に本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でございました。
最後に、ご苦労されコンサートを実現して下さった沖縄の皆様に心からの感謝いたします。
沖縄の皆様本当にありがとうございました。

 

宜野湾コンサートに参加させていただいて          西 史子
                
 今回初めて沖縄でのコンサートに参加させていただきました。vol1〜3に参加できなかったので、今回のvol4宜野湾・愛Eyeコンサートは本当に楽しみで、参加させていただくことができて嬉しかったです。

 空港でハルミングの皆さんと合流し、沖縄の空気を満喫する間もなく、レンタカーで慌ただしく会場に向かいました。レトロな雰囲気の宜野湾市民会館はなん となく懐かしい感じがして、ゆったりとした時間がながれており、焦っていた私の気持ちがふっと楽になりました。リハーサルもゆったりと進み、吹奏楽の高校 生、合唱の小学生も加わって、いつもより若いパワーと澄んだ歌声に包まれて新鮮でした。先生のご指導に「はいっ」と答える高校生たちがとても気持ちよく、 さすが礼節を重んじる教育が行き届いているなぁと思いました。

 本番はハルミングから始まり、ハルミオン、カントハルモニア、アンサンブル晴、コール西原、いちゃりば合唱団、そして西原小学校、宜野湾小学校、嘉数小 学校と、どんどん編成が大きくなり音楽の厚みも増していきました。「夢咲き島を晴美先生と一緒に歌いたい」との願いで一生懸命に歌う子どもたちの姿に胸が 熱くなりました。十代にも満たない小学生から70代?の元ヤングまでの幅広い世代で歌った「ひとつ」は、鳥肌ものでした。初めて会った人たちと心をひとつ にできる、晴美先生の音楽の素晴らしさをあらためて感じさせていただきました。

 感動の余韻冷めやらぬうちにロビーでお客様へご挨拶をさせていただきました。「昔、合唱をやっていたの、またやりたくなったわ」と言われたり「集会で歌 いたいの、どの曲がいいかしら」と楽譜をお求めになる方々の声を直接聞けて、素晴らしい時間を共有できたんだと感じました。

 「あしびjima」での打ち上げ交流会、美味しい沖縄料理の数々と三線の生演奏でやっと「あ〜沖縄にきてるんだなぁ〜」と実感!初ミミガーにも挑戦しま した。こりこりとした食感、とても美味しかったです。なにより嬉しかったのは帰りの電車の時間を気にすることなく!楽しい夜を過ごせたことです。ホテル到 着は午前1時近くでした。残念だったのは、翌日早い便での帰京だったので、皆さんと一緒の観光ツアーに参加できなかったこと・・涙〜。主人と2人で国際通 りを1時間だけ散策し、泣く泣く空港へ・・。また機会があれば、沖縄の海と空の青さをゆっくり満喫したいです・・「君のいない海」を口ずさみながら・・♪

 2009年のてだこホールから2014年宜野湾市民会館までの長い道のり、本当にお世話になりました。
 素晴らしい思い出の数々を本当にありがとうございました!!
                                         



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