高橋晴美の音楽ネットワーク ニュース レター  



 
皆様こんにちは、立春の候 如何お過ごしでいらっしゃいますか。
2015年2月で、早いもので寒い冬のパリでデビューコンサートをしてから20年が経ちました。そして、6月にはエクセレントコーストで全曲「高橋晴美の 世界」で阪神淡路大震災チャリティーコンサートを開催してから20年、「ひとつ」「母に贈るうた」「二人を乗せて」などの作品が誕生してから20年が経ち ます。本当にあっという間でした。そして、沢山の素晴らしい出会いをさせていただきました。そのひとつひとつを思い出しておりますと、感謝の想いが込み上 げてまいります。今年は、その感謝の想いを込めて、特に、今までに経験をした事の無いことにチャレンジしたいと思っております。そして、ご縁をいただいた方々と 、思い出に残る素敵なひと時をご一緒に過ごさせていただけたらと思っております。


♪〜 5月27日(水) シンフォニーの船上で 石井智子さんとクルージングでディナーショー 〜♪

  昨年12月に、クルージングディナーショーに出演していただくことになった石井智子さんが選曲のために我が家にいらして下さいました。なんと彼女は風邪を ひき熱があるにもかかわらず、予定通りの時間にいらっしゃり、4時間半休憩もなしに歌い続け、気が付けば夜の8:30を回っていました。なんと楽しかった ことでしょう!黒田さんがその時の一部始終をCD-Rに焼きつけて私たち二人に下さったのですが、何回聴き返してもあの時の感動がよみがえるのです!読ん で字の如く「音楽」というものは、まさにこういうもの!おもちゃをあてがわれた子供のように、夢中になって時間の経つのも忘れてしまいました。時折、聞こ えてくる感極まった黒田さんの声。黒田さんは、「兎に角、この歌を皆さんにお聴かせしたい!!」と、沸き起こってくる表現しきれない感動を、何としても5 月27日にお聴かせしたいと言い続けております。
 
 石井智子さんとの出会いは17年前に遡り、その後渡米時代もありますので、彼女の事、彼女の歌をご存じない方が多いと思います。智子さんの事は、昨年の 夏号で少しご紹介させていただきましたが、ディナーショー開催が決まりましたので、再度その部分をご紹介させていただきたいと思います。

 ♪ 石井(永堀)智子さんとの喜びの再会 三者会談       黒田勝也

 去る5月15日に、渋谷のJZ BLATで行われた石井智子さんのジャズライブで、高橋晴美さんの作品2曲が歌われました。
1曲は1部の最後に「Last Song〜去りゆく人へ〜」、そしてもう1曲は2部のアンコールで「母に贈るうた」。
 晴美さんの2曲以外は全て英語で本格的なジャズのステージだったのですが、1部最後に日本語で「Last Song〜去りゆく人へ〜」が歌われました。歌う前に曲と晴美さんの紹介がありました。イントロが始まり客席は水を打ったように静かになり、皆、曲の中に 吸い込まれていきました。中には涙を拭っているお客様もいらっしゃいました。一緒に聴いていた李京順さんもその歌に深く感銘を受けていたようです。僕も不 覚にも涙が溢れてしまいました。1部が終わるなり、晴美さんに「こんなLast Songは今まで聴いたことがない!」と思わず言ってしまいました。
そのような訳で、今回は、永堀(石井)さんと晴美さんと三人で語り合ってみたいと思います。

黒田:晴美さんから何度も永堀さんの話は伺っていましたが、今回初めて生の歌を聴くことが出来て本当に良かったです。晴美さんが永堀さんと出会ったきっかけというのは?

晴美:そもそも永 堀智子さんとの出会いは日比谷シャンテで行なわれた李京順さんとのコンサートに、当時一緒にお仕事をしていたベーシストの小倉武さんが智子さんを誘って私 に引き合わせて下さったのが始まりでした。MCの間に客席を見回したら私に向かって必死に手を振っている人がいたのです。それが小倉さんと永堀智子さん (結婚後石井の姓に)でした。あの光景は今も目の奥に焼き付いています。
 智子さんはそれから間もなく私の家までいらしてくださいました。そこで何曲か歌っていただいたのですが、中でも「Last Song」を聴いた時の感動は衝撃的なものでした。それまで私は10年がかりでCDアルバムの制作を考えていましたが、この「Last Song」は一気に私の重い腰を上げさせたのです。
 
黒田:長年温めてきたCD制作を思い立たせたのは何か理由があったのですか?
 
晴美:はい、当 時、智子さんはアメリカのバークリー音楽院に入学が決まっていたので、出発前に録音をしてしまおう!と思ったわけです。結果的には智子さんに「海よりも空 よりも」「父の言葉」「雪どけに」「今日虹を渡る日」「夕べ」そして「Last Song」の6曲を葛西のスタジオで歌っていただきました。アルバムにはこのうちの4曲を入れました。歌入れが終わった2日後、智子さんはボストンへと旅 立ちました。

黒田:ぎりぎりのレコーディングだったのですね。帰国するまでの間にも何かやり取りはあったのですか?

晴美:ええ!バー クリーに行っている間にも、「ひとつ」のニューバージョンのピアノのカラオケを送って、歌入れをして送り返していただいたり、作品の英訳をお願いしたりと 大変お世話になりました。帰りを今か今かと待ち続けました。帰国後すぐに、内幸町のシーボニアメンズクラブで行われたネットワーク親睦会に出演していただ き、「Silent Love」や「Delight Song」「Beautiful Days」「ひとつ」の英語バージョンを歌っていただきました。勿論その時も「Last Song」はお願いしました。あれから10年経ちますが、先日の「Last Song」は智子さんの中で見事に深まって熟成された歌になっていて、何とも嬉しかったですね・・・。

黒田:本当に素晴らしかったですね。永堀さん、いや石井さん、先日は素晴らしい唄を聴かせて頂き有り難う御座いました。晴美さんの曲のどんなところが好きですか?
石井:優しさや愛がたっぷり詰まっているところと、歌っていてごく自然な自分でいられること。すーっと曲の中に導かれ、素直な気持ちで歌えるので、とても気持ちがいいんです。
黒田:今までもどこかで歌われた事がありましたか?

石井:去年行われた生徒さんのボーカル発表会の最後に、晴美さんの「父の言葉」を初めて弾き語りで歌いました。
黒田:その時の生徒さんの反応は如何でしたか?

石井:たくさんの方が涙を流され、誰の歌ですか?何処で譜面が手に入りますか?などなど、皆さんから質問を受け、大変感動をされていた様子でした。

黒田:今回英語の曲の中に2曲だけ晴美さんの曲を選ばれたのですが、何故この2曲を?

石井:「last Song」は、初めて晴美さんの伴奏で初見で歌った時、”この曲凄く好き!!” と直感し、ビビッと体に電流が流れたような感覚を今でもおぼえていて、いつかライブでもやりたい、と思っていました。
そして「母に贈るうた」は、今回母もライブに来てくれることもあり、日頃の感謝の気持ちを込め、母にプレゼ
ントしたいと思ったからです。「父の言葉」にするかギリギリまで悩みましたが、、、。
黒田:お客さんの反応は如何でしたか?

石井:英語の曲を14曲と晴美さんの曲を2曲やりましたが、殆どのお客様が ?”あの日本語の曲が最高だった” と喜んでくださいました。

黒田:それは嬉しいですね!これから晴美さんのどんな曲を歌ってみたいと思われますか?

石井:今まで歌わせて頂いた曲は勿論、最近の晴美さんが作られた曲も歌ってみたいです。

黒田:それは楽しみですね!リズムの乗りも素晴らしいのでアップテンポの曲や英語バ−ジョンの曲も歌っていただけますか?

石井:勿論です、アップテンポや色々なリズムで演奏するのも楽しそうですね。英語バージョンの曲は世界に向けて発信できるのではないでしょうか。

黒田:是非、お願したいですね!ハルミングのようなコ−ラスは要りますか?

石井:曲によってコーラスがあったらとても効果的だと思います。エネルギーも増しますし。ということで是非!
でも贅沢過ぎますかね、、。

黒田:ハモリがあっても効果的な曲もありますね。
今回のライブは晴美さんのピアノ伴奏ではありませんでしたが、晴美さんのピアノで歌うのはどうですか?

石井:晴美さんの曲を晴美さんの伴奏で歌えるほど、気持ち良いことはないです。たとえルービンシュタインが伴奏して下さったとしても、晴美さんの伴奏の方が歌いやすいと思います、
黒田:やっぱりその曲を作った人が弾くと想い入れが違いますからね…。
今後ディナーショーやコンサートにも出ていただけますか?

石井:是非とも、よろしくお願いいたします。

黒田:ありがとうございます。晴美さん、皆さんが引き込まれるようなコンサートを是非やりたいですね!

晴美:そうですね!わくわくします。2015年は「ひとつ」「母に贈るうた」他多くの曲が誕生20周年を迎えます。何か素敵なこと企画したいですね!是非、よろしくお願い致します。
まずは智子さん!リフォームが完成したら家で大いに盛り上がりましょう!!

石井:是非盛り上がりましょう!遊びに行くのが楽しみです。リフォーム完成、心待ちにしています。
これからも末永いお付き合いを、よろしくお願いいたします。
晴美:こちらこそ!*^0^*

という事で、遂に17年越しの夢が実現する運びとなりました!今年に入り、バックコーラスのアレンジ等始めております。わくわくするようなディナークルージングになるよう準備を進めてまいります!
未だ未だ寒い日が続きますので、どうぞお身体お大切にお過ごしくださいませ。

                                       2015年2月吉日
                                         高橋晴美


♪ クルージングディナーショーの詳細      黒田勝也

 高橋晴美さんは今年デビュー20周年目になります。又代表曲である『ひとつ』 『母に贈るうた』も20周年を迎えます。私は晴美さんと出会って15年、数々のレコーディングやコンサートを共にして来ましたが、その度に感動を味わい、 ミキサー卓の前で何回涙を流したかわかりません。この記念すべき年に、私が今迄受けたこの感動を是非皆様にお伝えしたいと思い、ディナーショーを思い立ち ました。
 晴美さんがディナーショーを開催するのは10年振りですが、ひとつの歌詞にもある『空と海がとけてひとつ』を、船の上で、海の上で、皆さんとご一緒に歌 えたらどんなに素敵だろうと思いました。今回この企画をご提案下さいました斎藤為樹さんのご尽力により、通常では考えられないお値段で船上ディナーショー を行えることになりました。素晴らしいメンバーと共に、20周年の記念に残るクルージングディナーショーにしたいと思っております。是非、皆様のご参加を お待ちしております。



望月裕央 ヴォーカルアンサンブルカペラ定期公演

 コーラスハルミオンでアカペラをご指導下さっている望月裕央先生が、今年1月に目黒にある 『聖アンセルモ・カトリック目黒教会』で、グレゴリオ聖歌とルネッサンス・ポリフォニーによるミサ形式の演奏会に出演されました。神への祈りであるミサ曲 は、一点の『我』もなく、久方ぶりに、静寂な空気の中に響き渡る祈りの歌に身を浸してまいりました。望月先生は、私のところに1年ほど熱心に個人レッスン に通って来られていましたが、その時に一番印象に残った事は、上手に歌おうとか、うまく聴かせようという所謂『我』というものが全く感じられない歌であっ た事です。その歌からにじみ出てくる透明度は、望月裕央の世界を醸し出していました。
 望月先生のハルミオン指導は、独自に編み出された発声法を取り入れた指導ですので、練習日は最初から出席していないととても損した気分になるのが不思議 です。高橋晴美の世界は色々な種類の曲があり、引き出しの多さが求められます。特に『祝福の歌』はグレゴリオ聖歌に通ずる神への敬虔な祈りの歌ですので、 他の作品とは又違った世界が求められます。いつか、コーラスハルミオンでアカペラの演奏が出来たら…と密かに夢を抱いております。


コーラスハルミオン  新たな世界へ         重田英子

 コーラスハルミオンは、一昨年の夏から望月先生の指導のもと晴美さんのうたの世界をアカペラで表現するという新しい挑戦を始めました。
長い間、合唱曲を歌ってきたハルミオンがもう一つの新しい世界を持とうとしています。
アカペラの持つ独特な空間、透明な世界を晴美さんの曲の中に一貫して溢れている「愛」を持って美しく本当の意味で美しくうたうのはとても難しいことだと思います。
望月先生はハルミオンの中に潜在している目には見えない大きな力を時に繊細に時に忍耐強くそして時に素晴らしいユーモアを持って引き出して下さいます。

 八月の練習の時、先生は「アカペラで曲を歌うときに必要なことが三つあります。一つは体が柔らかいこと、もう一つは心が柔らかいこと、そして最後に耳が 柔らかいこと(他のパートの声を聴いて寄り添うことが出来るということ)と仰いました。そのあとに全員でうたった「あこがれ」の劇的な変わり様に私は本当 に驚きました。

 ハルミオンは今までの合唱曲をうたう「顔」と、アカペラをうたう新しい「顔」の両方を兼ね備えて、今まで以上に広く大きな世界を表現できる魅力溢れる合唱団に変わっていくであろうと強く思いました。
透明な世界を「愛」を持ってどこまで美しく表現することが出来るか、今後のハルミオンに期待しつつ、私自身もハルミオンの一員としてわくわくと喜びに胸を躍らせています。





 高橋晴美さんは今年デビュー20周年を迎えます。
代表曲である『ひとつ』『母に贈るうた』も誕生20周年を迎えます。
晴美さんの音楽は、曲や詞の素晴らしさは勿論のこと、作品の中に溢れている『愛と優しさ』に本当に心打たれます。『高橋晴美の世界』に出会った方々から、 毎年、「癒やされた」「元気になった」「心が洗われた」「大切なものに気付かされた」等など感動と感謝の声が寄せられますが、晴美さんの音楽を聴いたり 歌ったり演奏することで、愛の輪がどんどん広がって行っております。
 今年は記念すべき節目の年でも有り、初めての試みとも言えるクルージングディナーショウも行います。
これからも一人でも多くの方に晴美さんの音楽に触れていただき、幸せを感じていただきたいと思いますと同時に、『高橋晴美の世界』を日本中、いや世界中に広めてゆきたいと思っていますので、今後共ご支援の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
 毎年2月は後援会の更新月にあたりますので、お手数おかけいたしますが、更新手続きをお願いいたします。又、新規入会の方も宜しく御願い申し上げます。
 
 会報の発送は全て有志のボランティアで行われておりますが、郵送費、紙代、印刷費、ホームページの作成及び毎月の維持費などは会費によって運営されております。
 又、会員の皆様には、数々の活動状況も含めホームページ、メールや郵送で皆様方のもとに届けさせて頂くだけでなく、CDやDVD、コンサートの割引、特別企画へのご優待等の特典もございます。
 『高橋晴美の愛と優しさの輪』をもっともっと拡げて行くために、今後とも皆様の温かい御支援のほど宜しく御願い申し上げます。





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