高橋晴美の音楽ネットワーク ニュース レター  


 少しずつ春の訪れが感じられるようになってまいりました。皆さまお元気でいらっしゃいますか。
去る1月11日、5月5日のコンサートに向けて実行委員会初会合が行われ、2月20日には第2回目の実行委員会が開催されました。実行委員会を構成する委 員の方々は、コーラスハルミオン、ネットワーク会員の中から、遠藤いつ子、太田清吾、押野可奈、金子哲子、櫻田富恵、高橋裕、坪田恵美子、中山宏子、
西史子、堀江熙(実行委員長)、目黒キヨ、若林悟、の12名の方々が挙手してくださり、皆さん黒田さんへの感謝に少しでもお報いしたいとそれぞれのもちやで力を発揮して下さっています。
 今回のコンサートでは、ハルミオンは長年の課題であった『アカペラ』に初挑戦いたします。黒田さんが団員に最後まで発破をかけていた『アカペラ』。是非、最高のアカペラをお届けしたいと思います。

 第2部は、黒田さんにとって最初で最後となったイベントプロデュース、昨年5月の『高橋晴美デビュー20周年クルージングディナーショー』で歌って下さった石井智子さんをお迎えして、高橋晴美の世界英語バージョンもお楽しみいただこうと準備しております。
 実は、CD「愛のピアノ」でもお馴染の曲で、度々コンサートのオープニングにインストゥルメンタルでお送りしてきた『べルスーズフォーP』に、素晴らし い英語の歌詞を付けていただきました。以前から、この曲に歌詞を付けてほしいと何人かの歌い手さんからリクエストをいただいておりましたが、昨年9月に黒 田さんと一緒に石井智子さんのスタジオに初めてお伺いした際、ふと思いついて英語の詞を付けていただけないかとお願いしたのがきっかけでした。まさかこれ ほどにも温かな愛に溢れた歌詞を付けていただけるとは・・・。初めて智子さんに『ベルスーズフォーP』を歌っていただいた時、英語だというのにまるで母国 語で聴いているかのように一つ一つの言葉が伝わって来て胸がいっぱいになりました。『My Dear Papa』と題された『ベルスーズフォーP(父に贈る子守唄)』は、お父様を亡くされたAdam kassabさんが「愛のピアノ」のCDを聴いて歌詞を付けてくださったのですが、kassabさんのお父様に対する愛が溢れていて、詞だけを読んでいて も涙が込み上げてまいりました。その歌詞が見事にあの旋律にフィットしているのです!今回のコンサートで皆様にこの歌をお披露目出来る事は何よりの喜びで す。

 また、山形県酒田市からは、2011年杉並公会堂で行われた東日本大震災「愛のチャリティーコンサート」の時に「今、思い出を輝きに変えて(山形県酒田 市立八幡小学校校歌)」の素晴らしい指揮をして下さった池田誠晴先生が、お忙しい中スケジュールを調整して黒田さんへの熱い想いを胸にご参加くださいま す。
 本番を迎えるまでの日々、1曲1曲心を込めて練習し、皆様に温かな感謝に満ちた歌をお届け出来るよう努めてまいります。是非けやきホールで、皆様と共に 愛に満ち満ちたひと時をご一緒させていただきたいと存じます。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。       
                                       2016年3月吉日
                                         高橋晴美
 


 5月5日は、黒田勝也さんにご縁のあった素晴らしい歌い手さん、ミュージシャンが参加して下さいます。フライヤーの裏面には、紙面の都合上 高橋晴美と石井智子のみ掲載されておりますので、その他の出演者のプロフィールをご紹介させていただきます。

遠藤いつ子(ソプラノ)
 静岡県裾野市出身。昭和音楽大学声楽科卒業、同大学音楽専攻科修了。財団法人日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第20期研究生修了。2002年に作詞作 曲家でピアニストの高橋晴美氏に出会い師事。中学校小学校の講師をする傍ら、東京池袋芸術劇場を皮切りに、広島・富士・京都・名古屋・新潟・山形・岩手・ 沖縄・宮古島で行われた「高橋晴美の世界」のコンサートに出演。2008年には三島で初のリサイタル『遠藤いつ子 高橋晴美の世界を歌う』を開催、 2010年には長泉で『遠藤いつ子 高橋晴美の世界を歌う』を開催、2013年にはみしまプラザホテルで『遠藤いつ子 高橋晴美の世界と出会って10周年 〜ありがとうコンサート』を開催し大成功を収めた。
 2010年4月、長泉に高橋晴美の作品だけを歌う混声合唱団『虹の音』を立ち上げた。
現在、様々なコンサートや小・中学校の家庭教育学級・芸術鑑賞会、保育園・福祉施設の慰問など幅広く活動中。 

芹澤薫樹 せりざわしげき(ベース)
1975年静岡県生まれ。幼少より音楽に傾倒し、ピアノ・打楽器を経たのち早稲田大学ハイ・ソサエティー・オーケストラ(ジャズ・ビッグバンド)にてベー スを始める。卒業後はフリーのセッション・ベーシストとして、bayaka、荒木一郎、すがはらやすのり、李政美、井上昌己、navy& ivory、TAROかまやつ、人見麻妃子、KOKIA、SUITE VOICEなど様々なアーティストのレコーディングやコンサートに参加する。向井滋春、平賀まりか、川上さとみほか多数のジャズ・ミュージシャンとの共 演、羽毛田耕士ビッグバンド、田中さとこTrio、ラテン・フュージョン・グループS.I.Mへの参加など、ジャズ界においても精力的に活動している。 (敬称略)

八木秀樹(ドラムス、パーカッション)                    猪俣 猛氏に師事。1977年、「林 忠男ジャズハープトリオ」でプロ入り。「見砂直照とヌエボラティーノス」「タイム ファイブ」を経て、1981年「高橋達也と東京ユニオンオーケストラ」に入団。その後、高橋真梨子、伊東ゆかり、小林 洋とシャイニー・ストッキングス等 で演奏。1995年2月’96年4月と「高橋晴美トリオ の一員として、パリ在仏日本大使館広報文化センターでコンサートを行い好評を博す。5枚の「高橋晴美の世界」CDに参加している。
 現在フリーでオールラウンドプレイヤーとし活躍中。長年のキャリアに基づく正確な技術と色彩感豊かな音色を持つ、アンサンブルを大切にするドラマー。ジルジャンシンバルエンドーサー。
 
鈴木直樹 (クラリネット /  カーブド ソプラノ サキソフォーン)
ジャズ・メン一家に生まれ幼少の頃より音楽の中で育つ。国内外のジャズ・フェスティバルに多数参加。ピアノ/山下洋輔、クラリネット/北村英治、ヴォーカ ル/ペギー葉山、菅原洋一、井上芳雄、各氏等々、国内外多くのアーティストとの共演も多く、自己のビック・バンドを率いて 「愛・地球博」や ホテルのディナーショーに出演する他、吹奏楽団 管弦楽団などとの共演も多数。また近年は、スウィング・ジャズでの活動に留まらず、バルトーク作品等クラシック・コンサートにも出演。またターキッシュ・ クラリネットの演奏も(NHK BSドキュメンタリー番組内)大きな注目を集めた。
今年2016年6月開催予定、ジャズ・フェスティバル“新城ジャズ“では、ピアノ山下洋輔氏をゲストに迎え音楽監督を務める等、コンサート・プロデューサーとしても活動。

小口佳子 (ヴァイオリン)
 桐朋学園高等学校音楽科を経て、同大学卒業。
ヴァイオリンを恵藤久美子、久保田良作、室内楽を安藤謙一郎、久保陽子、青木十良の各氏に師事。1996〜1998年、富士山麓国際音楽祭に参加。 1992、1996、2001年、木曽音楽祭に参加。2000〜2015年、宮内庁楽部洋楽演奏委嘱者として、洋楽演奏会、午餐会、晩餐会で演奏。現在、 数々のオーケストラのエキストラとして演奏する傍ら、江戸川中学校・高等学校、捜真女学校で後進の指導にも務めている。

望月裕央  もちづき ひろお (テノール)
1965年、横浜生まれ。洗足学園大学音楽学部声楽科卒業、同大学付属合唱音楽研究所修了。合唱指揮を川名佑一、声楽を宮原昭吾、グレゴリオ聖歌を橋本周 子の各氏に師事。横浜市新人演奏会出演後、プロ合唱団「日本合唱協会」に入団。多くの指揮者、作曲家と共演。同時に合唱指揮者としての活動を広げる。独唱 者としてもシュッツ「ヨハネ受難曲」「マタイ受難曲」バッハ「ヨハネ受難曲」の福音史家、モーツァルト「バスティアンとバスティアンヌ」のバスティアン、 「ダニエル物語」のダニエル等のソリストをつとめる。
「ヴォーカルアンサンブル カペラ」「ファボリート」「唱歌童謡を次世代に歌いつぐ ももたらう」「ムジカ・セルペンティス」「アンサンブルDD」の創立メンバー。唱歌童謡の普及を目的に2009年にNPO法人「桃の会」を設立。グレゴリ オ聖歌では世界的なオルガニスト、ミヒャエル・シャピュイ氏との共演がある。ルクセンブルグのグレゴリオ聖歌フェスティバル2007年(ヴォーカルアンサ ンブル・カペラ)、バーツの国際グレゴリオ聖歌フェスティバル(ファボリート)出演。現在、聖グレゴリオの家宗教音楽研究所講師。フォンス・フローリス古 楽院講師。「コーラスハルミオン」ではアカペラ指導を担当。

池田誠晴(合唱指揮)
昭和48年3月、国立音楽大学卒業。
公立中学校教諭、公立高等学校教諭、県教育庁指導主事、公立中学校教頭、酒田市教育委員会学校教育課長、公立小学校、中学校の校長として勤務した。
神奈川県立音楽堂、山形県民会館でのオペラ“フィガロの結婚”等に主役で出演。新庄市の「最上讃歌」の独唱者として山形交響楽団との共演等の演奏活動もある。
2011年、東京杉並公会堂での“高橋晴美の愛と癒しの世界〜東日本大震災チャリティコンサート〜”、2012年、宮古島市、2014年宜野湾市での高橋晴美“愛・Eye チャリティコンサートで指揮するなど、作曲家、ピアニストの高橋晴美氏のコンサートに出演してきた。
新庄青少年吹奏楽団、酒田吹奏楽団、新庄吹奏楽団の常任指揮者を歴任し社会人吹奏楽活動にも尽力してきた。
現在、山形県吹奏楽連盟副会長、日本吹奏楽指導者協会東北支部理事。
2016年3月より、高橋晴美の音楽ネットワーク後援会長に就任する。




 来る3月27日に仙台市シルバーセンターで行われる、女声合唱団「コーロ・カナリーノ」のコンサートの第4ステージで、「海よりも空よりも」「Lost Love〜たとえ愛が消えても〜」「母に贈るうた」「Jewelry Time」を歌われるという事で、3月6日久し振りに仙台に行かせていただく事になりました。コーロ・カナリーノの合唱指導をなさっていらっしゃる仙台の 佐賀慶子さんは、杉浦真理さんの岩手のコンサートからのお付き合いで、ハルミズワールドニュースでも何度かご紹介させていただいた事がございます。昨年5 月のクルージングディナーショーにもご夫妻で参加してくださり、また昨年10月に酒田で行われたコンサートにもいらしてくださり、長きに亘って地元で晴美 作品を広めて下さっていらっしゃいます。昨年も定禅寺通りのジャズフェスで、「Cantare〜歌よ大地に響け〜」「ひとつ」の吹奏楽指揮をなさいまし た。今年1月にも高橋晴美作品を演奏して下さったとの事で、コーロカナリーノのチラシと一緒にご報告メールが届きましたのでご紹介させていただきます。




 3月27日、お近くにお住まいの方は、是非聴きに行かれてくださいませ。


 



 高橋晴美さんの音楽は、曲や詞の素晴らしさは勿論のこと、作品の中に溢れている『愛と優しさ』に本当に心打たれます。『高橋晴美の世界』に出会った方々 から、毎年、「癒やされた」「元気になった」「心が洗われた」「大切なものに気付かされた」等など感動と感謝の声が寄せられています。そして、晴美さんの 音楽を聴いたり歌ったり演奏することで、愛の輪がどんどん広がって行っています。
これからも一人でも多くの方に晴美さんの音楽に触れていただき、幸せを感じていただきたいと思いますと同時に、『高橋晴美の世界』を日本中、いや世界中に広めてゆきたいと思っていますので、今後共ご支援の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
 毎年2月は後援会の更新月にあたりますので、お手数おかけいたしますが、更新手続きをお願いいたします。又、新規入会の方も宜しく御願い申し上げます。
 
 会報の発送は全て有志のボランティアで行われておりますが、郵送費、紙代、印刷費、ホームページの作成及び毎月の維持費などは会費によって運営されております。
 又、会員の皆様には、コンサートや新譜のご案内、CDリリース等も含め数々の活動状況を、メールや郵送で皆様方のもとに届けさせて頂くだけでなく、CDやDVD、コンサートの割引、ホームコンサート、特別企画へのご優待等の特典もございます。
 『高橋晴美の愛と優しさの輪』をもっともっと拡げて行くために、今後とも皆様の温かい御支援のほど宜しく御願い申し上げます。

         P.Cメールでのニュースご案内をご希望の方は、年会費2,000円、
         郵送でのニュースご案内をご希望の方は, 年会費3,000円を、
 口座名  高橋晴美の音楽ネットワーク  口座番号 00180-1-446596 まで
 お振込み下さい。
尚、年会費は平成28年2月から平成29年1月までの1年分とさせて頂きます。メール会員をお申し込みのされる方は、必ずパソコンのメールアドレスをご記入下さい。
               
          高橋晴美の音楽ネットワーク後援会長:池田誠晴
                        副会長:藤原浩男
                        事務局:堀江熙、櫻田富恵
      
 或る大学の本部棟に「愛が足りない! だからこの大学がある」と力強い毛筆で書かれた大きな額が掲げられています。それを見上げた瞬間、強烈に引き付けられ、しばしその場を動くことができませんでした。
 作詞・作曲家、ピアニスト高橋晴美先生の作品に出会ったときも、引き付けられ、心が動き、涙腺が緩んできて、何とも言えぬ情緒の騒ぎがありました。
心から薄れかけていたもの、失いかけていたものが、静かに脈打ち始め、それが息を吹き返すような体感をしました。
 
 晴美先生の音楽は、私たちの心に優しく語りかけ、心を温めてくれます。渇いた身体に天然水のミネラルが心地良く浸みこんでいくように、身体の中枢に心地良く浸みこんで、情緒に働きかけ、それを膨らませます。まさに「いのち」の水です。
 
 晴美先生の楽曲はどの曲も情緒豊かで、いのちの大切さ、それを支える愛の大切さをしっとりと優しく語りかけ、希望を失うことなく生きていくことができる道筋を照らしてくれます。まさに情緒をゆたかにする「いのち」への讃歌であります。
 
 晴美先生の代表作でもある「ひとつ」。この曲での人づくりをご紹介します。
 10数年前、私は次代を担う子どもたちの心に、愛・希望・平和を求めて止まない心の芽を大きく強く成長させて欲しいという願いで、高橋 晴美先生の作品「ひとつ」を千人の合唱で響き合わせる場を作ろうと提唱し、実現しました。
 
 また、もうひとつの「ひとつ」による人育ての体験談ですが、当地の中学校、高等学校が少子化社会の中で学校統合していくときにも、この「ひとつ」は不安定な彼らの心を明日への希望に変えていく力がありました。
 二つの中学校が統合する前に、当地と長く児童交流を深めてきた沖縄今帰仁村に修学旅行として訪問し、「ひとつ」を御地で合唱しました。この「ひとつ」の 演奏に満場の拍手で心を共振してくださった今帰仁の皆様方のお姿に接し、人と人との温かいふれあいの大切さを体感できた素適な時間でした。
 到着時のこのような素適な出会い、翌日からの今帰仁での様々な体験活動は「人と人がとけて ひとつ」と歌い合ったその思いを実感していく貴重な心の財産になったと生徒たちは各々書き残してくれました。
 
 晴美先生の楽曲は、「今に響き 未来を照らす」心のエナジー・情緒がぎっしりと詰まっています。
 今(いま)に響き 未来(あす)を照らす「いのち」への讃歌
 それが高橋晴美の音楽の世界であると感じています。
                                     2016.3.7
                                     池田 誠晴

    

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