昨年の東京都合唱祭に於いて、新宿文化センターで「母に贈るうた」を歌われた岩田正彦先生率いる「レ・コンソグラ」の皆様が、今年の合唱祭で「父の手」を歌われました。団員の皆様から沢山の感謝のお手紙が届きました。その中から一部をご紹介させていただきます。
♪『我が家のピアノの上には、5年前の家族写真が飾られ ています。私の両親が子供達と孫に囲まれ笑顔溢れる写真。
今、その父はほぼ寝たきりになりました。
「父の手」を歌うと胸がいっぱいになってしまいます。高橋先生の歌詞がリアルに心に響きます。そんな歌は他にないと思います。高橋先生の曲には深い愛が満ち溢れ胸を打ちます。そんな曲に出会えた事に感謝しています。ありがとうございました』
♪『私の父は、89
歳で存命です。最近弱くなり、病院通いに付き合うことが増えてきました。私より背は低くなり、手のしわも増えて歌詞の通りです。この曲に出会ってから、今
まで以上に父との時間が大切に思えるようになり感謝しています。「母に贈るうた」「父の手」両親への感謝の心を持って歌わせて頂いています。出会えて有り
がたかった曲たちです。高橋晴美先生に感謝しています。』
♪『「父の手」の楽譜を戴いた折り、本音感情が先行してしまって私に歌えるのか?と、とても不 安でした。7年前に亡くなった父の、まだ温かかった父の手。幼い私を抱き上げ笑っていた昔の写真。ですが、曲を歌う毎に思い出が溢れ、ゆっくりなtempoに少しずつ歌う勇気が湧いてきました。 当日の舞台では、その時の気持ちを緩やかなピアノの旋律に載せて感情を抑えるのでは無く、本当に感謝の気持ちを持って歌えたと思います。良い曲に出会えたと心から感謝致します。』
♪『 父の手は主人の手 永年デスクワークだった主人も、孫のため定年後家庭菜園に精を出し、いつしか骨ばった頑丈な手となった主人の手、歳とともにしわの多い手となってしまった主人の手と置き換えうたいました!父の手を歌う時は溢れ出そうな涙を我慢するのが大変です!』
♪『この曲は、一言では言い尽くせない父親に対する感謝の気持ちから人の命の大切さ、そして命を受け継いで生きている事=生かされていることへの感謝の気持ちへと誰もが心に持っている感情が、何度も繰り返されながらゆったりとした3拍子の旋律に込められている、とても情感豊かな曲だと思います。そこで、私は感情の強弱でソフトに美しく歌いあげることを目標に練習しましたが不十分な出来でした。もっと丁寧に歌い込み、この曲の良さを伝えられるようにしたいと思ってます。ピアノ伴奏は、特に前奏=間奏の16小節が大好きです。右手の旋律が優しく心を落ち着かせ、左手の分散和音が入ると、何故か幼い頃を懐かしく思い出させ目頭が熱くなります。そして、歌い出しはどんな音でどんな旋律になっていくのかワクワクドキドキいろいろ期待させる
とてもやさしく美しい前奏=間奏だと思います。
最後に、この曲は学ぶことが沢山あり、改めて合唱の難しさ、歌の力を感じることが出来ました。こんなに熱くなる曲に出会えたことに感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。』
♪『♪父の手の前奏を聴いた時から不思議なくらいに懐かしく穏やかな気持ちになれました。そして、何時も優しく微笑んでいる大好きな父の顔と、暖かく包むように握ってくれた大きな手、「風は木を動かし
徳は人を動かす」と言う言葉が、自然に甦って参りました。
歳と共に家族の存在は大きく、特に親からの言葉を思い出す事が多くなった私です。晴美先生の深い情愛から成る楽曲に出会い、今、此処に私達
が在るのも両親のお陰で在り脈々と流れ、受け継がれた生命〓あたりまえの日常を含め様々な感情を思い起こさせて頂き、改めて生命の尊さ、生きる為に大切な
心を考える機会を与えて頂いたような…私にとって、また一つ大切にしたい大好きな楽曲に出会えることが出来ました。選曲して下さった岩田先生にも感謝で
す。
これらも、岩田先生ご指導 指揮の下、大好きなレコンの仲間と合唱ハーモニーできる事に感謝して歌い続けて参りたいと思います。先ずは、50周年に向け“高橋晴美先生の世界”お届けできるよう 練習は嘘つかない〓を信じて歌います。
晴美先生、ありがとうございました。そしてこれからも ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
紙面の都合上一部しかご紹介出来ませんでしたが、心こめて綴ってくださいましたレ・コンソグラの皆様に心より感謝申し上げます。そして50周年の「高橋晴美の世界」を楽しみにしております!
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