2021年 春号
(佐々木理保子、並木果南、鴨下恵、中西由美子、八木秀樹)

 暖かな陽ざしを浴びて、生きとし生けるものが歓喜する季節が訪れました!皆様、お元気でいらっしゃいますか。コロナ旋風が巻き起こってから丸1年が経ちましたが、前向きに生きようとする人々の心と人々の智恵で、「コロナとの共存」「コロナ様様」と、ちょっと視点を変えて事々一切を感謝に変えてしまって生きる術を教えていただいているような気がしております。

 普通であることが何とありがたい事か、健康であることが何とありがたい事か、人と人の繋がりの何と何とありがたい事か…あたりまえがあたりまえでなくなった時に、溢れる恵の中で生かされていることに思わず涙してしまうような日々です。

けやきホール コーラスハルミオン21周年記念再会練習会

 昨年の5月31日に予定されていた『コーラスハルミオン20周年記念コンサート』は、新型コロナ感染拡大のため、今年の5月30日に延期とさせていただきましたが、結局丸1年練習会場をお借りすることが出来ず一度も練習再開が出来ないまま、5月を迎えることになりそうです。せっかく抽選に当たった「けやきホール」。貴重な1日を、1年間自主練習をして練習再開を待ち望んで下さっていたコーラスハルミオンの団員の方々のために『コーラスハルミオン21周年記念 再会練習会』として1年振りに声を響き合わす日に出来たら!と思いました。

 検温、アルコール消毒、30分毎の換気をしながら、ステージの上にピアノと指揮者、団員は客席でソーシャルディスタンスを取って、ブルーの『歌えるフェースシールド』を使用しての練習会を実現出来たら!と思い、今準備を進めております。客席を使って練習するため、無観客での演奏会となってしまいますが、記憶に残る感動の一日になればと思っております。そしていつか、その成果を会員の皆様始め コンサートを待っていてくださる方々にお聞かせ出来るよう、大きな一歩を踏み出したいと思っております。

 午前中は仕込み、ピアノ調律と並行して発声練習を行い、午後の後半には新生『Pure Voices』成果発表を予定しております。練習会とはいえ、新生『Pure Voices』にとりましては、コロナ禍に在りながら、フェースシールドを着けて、とびっきり明るい笑顔で練習に取り組んできた4人の新メンバーの初舞台となります。遠藤いつ子さんが寿卒業をして、他のメンバーもこのコロナ禍で入れ替わり、現在はチーフの佐々木理保子さんを筆頭にお馴染みの中西由美子さん、鴨下恵さん、並木果南さんの4人のメンバーです。まだまだ、よちよち歩きのメンバーですが、この貴重な一日が大きなステップになればと思います。

*ページトップ 右側の写真は、つい先日ムジカハルミで行ったリハーサルの時の写真です。八木秀樹さんはプロのドラマーですが、けやきホールではBass、スネアードラム、パーカッションで参加予定。

Pure Voices の新メンバー、鴨下恵さんからのメッセージご紹介させていただきます。

 桜の花がうっすらと咲き春の日を感じる今日、娘たちが卒業の日を迎えることができました。コロナ禍でみんなで歌うことができない卒業式、歌のない卒業式がどこか寂しく思えました。当たり前にあったことが当たり前ではない世の中、色々なことが変わり始めています。

 そんな中で、どんな時であっても、どんな場所であっても晴美先生の歌を歌って楽しんでいる自分がいます。何気ない日常がいつも心いっぱいに満たされ、どんなことも乗り越えられる!そんな気がしています。中でも、一日の終わりにお風呂の中で歌うことが最も楽しみな時間であります。たくさんの曲を歌っていると、娘たちに「今日は2曲にしてね!!」と言われてしまう事も多々ありますが!(笑)

お風呂の中で一日を振り返り歌う「ありがとう」は格別な想いになります。
もともと歌うことが苦手な私をこんな思いにさせてくれた晴美先生には、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
みんなで歌うことができない今、以前のようにハルミオンの方々と再会し歌える日を心待ちにしております。

教育芸術社より『New Song ライブラリー混声版』発売!

 前回(2019年)の『New Songライブラリー同声版』に続いて、今年は、混声版が発売されました。教育芸術社さんから届いた楽譜CDを手にした途端、この1冊の楽譜この一枚のCDの誕生までの道のりを思い、篤い感謝の想いが身を浸してゆきました。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で合唱の世界も大変な1年でした。結果的には発売が1年遅れたため、録音を担当してくださる合唱団も変更となり、レコーディングの日にちも二転三転となりました。そのような状況下で、栗友会に所属の『Youth Choir Aldebaran』の皆さんは定期的に集まって練習をして下さいました。

 いつものサウンドインスタジオで、今回は二つの部屋に分かれてリモートで、アクリル板を建てて行うというものでした。(2020年12月号参照)
美しい緑の表紙、多くの方々の並々ならぬ想いの結晶が、この中に詰まっているのです。この曲集の中には『あじさいの花』(藤田久男作詞・高橋晴美作曲)混声版と『蝶が舞い・花が咲く』(渡瀬昌治作詞・高橋晴美作曲)混声版が収録されております。購入ご希望の方は、銀座ヤマハなどの楽器店でお求めくださいませ。
『歌が息をする』が混声版で『MySong7訂版』に掲載決定

2017年8月に『Canatere~歌よ大地に響け~』が、中学生用の音楽教材 クラス合唱用『My Song』6訂版に掲載されてから4年が経ちますが、今年は『My Song』7訂版に『歌が息をする』の掲載が決まり、混声2部合唱に編曲させていただきました。

 元々は小学生を対象に同声2部で書かせていただいた作品ですが、混声合唱の導入曲として今回、混声2部として掲載していただけることとなりました。大人も子供も、思わず笑顔になってしまうような元気の出る作品です!サンバのリズムに乗りながら、是非!生きている喜びに浸って歌っていただけたら幸せです!発売されましたら、あらためてご案内させていただきます。

『Lost Love~たとえ愛が消えても~』を飯田久美子さんがjazzで!

 先日、ジャズシンガーで活躍中の飯田久美子さんから久方ぶりに連絡をいただきました。英語でJazzを歌って来られた飯田さんが、近々日本語で歌ったCDを出されるそうで、その中に『Lost Love~たとえ愛が消えても~』を入れたいとの事で、レッスンにいらっしゃいました。

 飯田さんとの出会いは今から遡る事19年。2002年に出会い、2006年には全曲、高橋晴美作品で『タワーホール船堀小ホール』にてリサイタルをなさいました。その後ジャズのライブシーンにデビュー、2010年にはニューヨーク アバタースタジオにて ジュニア・マンス(P)トリオでレコーディングをされ、今までに3枚のjazzのCDをリリース。今回初めて日本語で歌うCDを残したいとの事でした

 元々『Lost Love~たとえ愛が消えても~』は私の作品の中ではJazzテイストの作品で、私自身も2005年に第一生命ホール(晴海トリトンスクエアー)で二日間に亘って開催されたビッグバンドとのコンサート『JAZZ in HARUMI(高橋晴美が贈るジャズ イン 晴海)で、大人の雰囲気で演奏したことがあります。
ビッグバンドとのコラボは、本当に楽しいものでした!特にプログラム最後に『ブルー・エアロノーツ・オーケストラ』のピアニストさんとの連弾で『遥かなる大陸』を演奏した時の事は、今も忘れられない思い出となっております。

あまりに楽しくて、弾きながら思わずお尻が椅子から浮いてしまうほどでした!やはり、Jazzはワクワクします!Jazzyに歌われる『Lost Love~たとえ愛が消えても~』の仕上がりがとても楽しみです。

名古屋の松本雅美さんからのご寄稿を紹介させていただきます。
 先日、お忙しくしていらっしゃる晴美先生が、合間を縫って名古屋の私の自宅でレッスンをしてくださいました。またまた緊張して舞い上がってしまい、こちこちの私でした。(汗)

 私のピアノの部屋には、CDや楽譜がさっと手にとれるよう晴美先生のコーナーがあります。その中にある、今では絶版になっている『クラシック・イン・ジャズピアノ4』 という楽譜を晴美先生にお見せしました。晴美先生は、私が持っている事にびっくりされていました。

 去年の夏、DVD『音楽朗読劇 愛に生きる』を発売と同時に購入させていただきました。何度も繰り返し視聴し、感動しながら朗読の言葉を書きとめ、余韻を味わいながらブックレットを読んでおりましたところ、晴美先生のプロフィールに、稲森康利氏に師事と言うところに目がとまりました。
調べていきましたら『クラシック・イン・ジャズピアノ』に出会えたのです。

 届いてすぐ目次を見ましたら 5曲もArr. Harumi Takahashi と記載されておりました。この楽譜の中に音楽朗読劇「愛に生きる」の中で流れる一曲(美しい花)が載っており、この楽譜で出会えると思っておりませんでしたので鳥肌が立ち、ときめきと嬉しさで 直ぐにピアノに向かいました。
私の宝物が又一つ増えました!
松本雅美
先日、京都にお墓参りに行ってまいりました。ふるさとの自然が「お帰り!」と迎えてくれて、咲き誇るもみじの赤い花に思わず足を止めました。生きとし生けるものが生かされている今を喜んでいる!私も、溢れる感謝の中で音楽してまいりたいとしみじみ思いました。

皆様も、どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。
2021年4月吉日
高橋晴美
高橋晴美の音楽ネットワークのご案内
『高橋晴美の音楽ネットワーク』は高橋晴美の音楽の素晴らしさや聴いたり歌ったりする喜びを分かち合い、高橋晴美の音楽をもっともっと日本中いや世界中に広めて行きたいという思いで立ち上げた音楽ネットワークです。

会報の発送などはすべて有志のボランティアで行われておりますが、ホームページの作成及び維持費、郵送費、紙代、印刷代などは会費によって賄われています。

会員の皆様には、数々の活動状況も含めホームページ、メールや郵送で皆様方のもとに届けさせて頂くだけでなく、CDやDVD、親睦会、コンサートの料金割引等の特典もございます。 高橋晴美の『愛と優しさの輪』を拡げてゆくために是非、音楽ネットワークのご入会、ご協力のほど宜しく御願い申し上げます。

「高橋晴美の音楽ネットワーク」は、2021年で22周年を迎えました。
これもひとえに皆様の温かな ご支援のお陰様と、心より篤く感謝申し上げます。これからも、世代を超えて、多くの方々に愛と 希望をお届けしてまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
◆更新に関しまして

毎年2月は後援会の更新月にあたりますので、お手数おかけいたしますが、更新手続きをお願いいたします。
又、新規入会の方も宜しく御願い申し上げます。

◆年会費に関しまして

・PCメールでのニュースご案内をご希望の方:年会費2,000円
・郵送でのニュースご案内をご希望の方:年会費3,000円

上記の年会費を下記へお振り込みください。
窓口からお振込みの場合
・振込先 :ゆうちょ銀行
・口座名 :高橋晴美の音楽ネットワーク
・口座番号 :00180-1-446596
ゆうちょ銀行のATMからお振込みの場合
・振込先 :ゆうちょ銀行 ○一九(019)支店
・口座名 :高橋晴美の音楽ネットワーク
・口座番号 :446596
・預金種別 :当座預金
他の金融機関のATMからお振込みの場合
・振込先 :ゆうちょ銀行 ○一九(019)支店
・口座名 :高橋晴美の音楽ネットワーク
・口座番号 :0446596
・預金種別 :当座預金

※メール会員ご希望の方は、必ずメールアドレスをご記入ください。
高橋晴美の音楽ネットワーク 運営委員 (五十音順)
有川玲子 鴨下恵 後藤敬子 櫻田富恵 佐々木理保子 高橋裕 高橋有里子
坪田恵美子 土佐野恵子 中西由美子 中山宏子 西史子 堀内直治 堀江熙 若林悟

高橋晴美のオリジナル曲を歌う直属の混声合唱団「ハルミオン」で一緒に歌ってみませんか?
詳細はこちら♪ 練習日程
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