高橋晴美の音楽ネットワーク ニュースレター      


師走に入り、今年も残り少なくなってまいりました。皆様におかれましては、どの様な年でありましたでしょうか。

今年は、世界が大きく変動した年でありましたが、私にとりましても新たな経験を積ませていただいた年となりました。

2月の庄内、3月の盛岡のコンサートに始まり、4月には昨年作詞作曲を依頼された酒田
市八幡小学校の校歌『今、思い出を輝きに変えて』を発表、開校式には可愛い子供達の元気な歌声を聴きながら指揮をさせていただきました。7月には沖縄の大舞台で、沖縄のために感謝を込めて作詞作曲した『夢咲き島』を初演、なんとこの年にして生まれて初めて、オーケストラをバックに夫の指揮でマイクを片手に歌うという、信じられないような歌手デビューをさせていただきました。8月にはアフリカ大陸に渡り、アフリカの方々に歌唱指導を、9月には韓国のソウル広場に於いて開催された『日韓交流おまつり』の式典で、「ひとつ」と「Cantare」の合唱とオーケストラの指揮をさせていただきました。1995年に韓国人との友情から生まれた「ひとつ」を、韓国で演奏させていただくだけでも私にとって大変意味深いことですが、指揮することによって、日本人と韓国人が愛和して歌う「ひとつ」を体中で受け止めることが出来たのです。これは言葉には出来ない感動でした。

そして、11月には宮古島のコンサートに向けてご招待を受け、今も失われていない宮古島の大自然に触れ、沖縄コンサートを共にした懐かしいお仲間との再会を喜び、溢れる感動を胸に抱いて帰ってまいりました。あらためてこの1年を振り返ってみますと、本当にたくさんの方と出会い、たくさんの愛と感動をいただいた年でした。

先日、京都に立ち寄りましたが、運よく清水寺のライトアップ最終日と重なり、夜の清水寺を拝観してまいりました。清水の舞台に立ち、京都の夜景を見ながらスリルとサスペンスの7月の沖縄コンサートを思い出しました。そして奇跡のように訪れた『日韓交流おまつり』で、指揮をしながら仰いだ韓国ソウル広場の上に広がる青い空を思い出しました。

悔いなく生きるという事は、与えられた事を素直に受けて、新しい自分に挑戦し続けることなのかもしれません。この1年にいただいたたくさんの思い出を噛み締めていると、感謝の思いが胸一杯に満ちてきます。本当にたくさんの愛をありがとうございました。

来年はコーラスハルミオンが創立10周年を迎えます。来年も多くのご縁ある方々と共に愛に溢れた時を紡いでゆけたら幸せです。どうぞお健やかに良い年をお迎えくださいませ。


2009年12月吉日
高橋晴美


8月、アフリカの思い出

 この夏、夫と二人でアフリカに行ってまいりました。べネン共和国は、今思い返しても人々との心の触れ合いを思い出し胸が熱くなります。夜飛行場に着くと、べネンの黒い肌の少女達が花束を持って出迎えてくれました。どこを見ても白い人がいない。長年恋焦がれたアフリカ大陸に降り立った事を、実感したひと時でした。会場に着くなり私たちを迎えたのは彼らの歓迎の歌でした。扉の向こうからきらきらと光る笑顔かこぼれ、通路に並んだ人々の手拍子と歓迎の歌を受けて部屋に通されました。「あ~来て良かった!生きてこんな喜びを体験出来るなんて…」という感動が身体中を浸してゆきました。

翌日は大きな庭のある個人宅を借りて歌と踊りの練習が行われましたが、到着するなり私たちを迎えたのは、歓迎の歌と踊りだったのです。どこからか、カンカンと小気味良いリズムが聞こえてきます。振り向けば、向こうの方からカウベルや打楽器を鳴らしながら皆がお庭を踊りながらやってくるではありませんか!私は、夢中でビデオカメラを回しました。「なんて笑顔が素敵なんでしょう!」と私達は今にも一緒に踊り出しそうな喜びを覚えました。物質文明で失われてしまった、人間本来の輝きを見たような気がしました。

昔からアフリカの太鼓が好きだった私は、市場に置いてある太鼓の中から、一番良い音のする太鼓を選んでお土産にしました。いつか、この楽器を入れた作品を作りたい、と胸躍らせて…。  



9月20日 韓国ソウル広場日韓交流おまつり出演者の方からのメッセージ

伊豫部節子様からのお便り

  今日合唱の練習日でしたが食事の後で韓国人の呉貞珠さん宅でお茶を頂きました。 実は彼女が私に晴美さんのCDを持ってきまして、日本の会社の方にお願いしてインターネットで買ってもらいましたととても嬉しそうに話してすっかり先生の歌には嵌ってしまい朝から晩まで聴いているようで、特に「ありがとう」の歌が好きなようでした。
いつか先生のレッスンを受けたいと真剣でしたので是非叶えてあげますとお話ししました。

もしかして本当に来年は先生のレスン日にお伺いするかも知れません。その時は宜しくどうぞ。感想文を添付いたします。


★高橋晴美先生へ
ソウル祭りの時はありがとうございました。今も忘れる事ができませんでした。又お会いたい心です。日本人のお友達に頼んで「母に贈るうた」「ありがとう」の歌を手に入れました。CDの中に美しいお写真を見ながら歌を聴きながら思いました。高橋先生の歌の中に大地に広がる愛が空を越えて海を渡って愛が平和に変わる魂が見えました。こんな幸せな時間が私にありました。高橋先生を私たちにプレゼントしてくれた伊豫部節子先生に感謝しています。ありがとうございました。本当に。いつか又、会う日を祈っています。

(呉貞珠)


★ 高橋晴美先生:
ひとつ、cantareのように美しい歌を歌うことができて本当に幸せだったんです。先生のきれいなえがお、きれいなすがた、えいえんに忘れられないと思います。ありがとうございました。

(朴恵京)

                    

★美しい先生の直接な指揮でほうとうにうれしくて幸せでした。ありがとうございました。またあうようねがっています。 

(咸芳子)

                     

★ すてきな高橋先生の直接の指揮でソウルのどまんなかの広場で良い天気にみまわれ、意義のあるすばらしい演奏でした。歌っている私達は幸せでしたけれど、舞台の方で聞いていた方々も大変良かったという事です。
歌がすばらしかったし國際親善にぴったりだと思います。

 (尹錫妍)

         

★とても気持ち良かったし、幸せな時間でした。
歌詞に込められた高橋先生の思いに触れ、自分なりにいつもより丁寧に歌えたような気がします。難しい曲でしたが、歌っている間はとにかく言葉を大事に、声質を乱さないように、先生の指揮に集中することに必死で、無我夢中でした。
でも終わってみればあっという間。清々しい思いで、胸がいっぱいでした。
苦労してあの舞台を作り上げて下さった全ての方々に、感謝です。
今、韓日の間には色々な問題もありますが、このような行事をきっかけにして、少しでも相互理解が進んでくれたら、と思います。

 (コーラス部・吉田啓子)



★私は、日韓交流お祭りを通して、改めて日本と韓国の関係が良くなっていることが分かりました。日本と韓国の人が、同じ場所で一緒に祭りをやれるという交流祭りで、歴史的な意味でも、すごく貴重な時間なんだなあと思いました。
作曲者の方に直接指導して頂けることも滅多にないことで、たくさんのことを学びました。例えば、高橋さんが何度も言っていた「愛」を届けるということ。自分たちの愛で、世界の人々をひとつにしよう!という思いを知りました。他にも、SJCコーラス部の方々やオモニ会の方々と一緒に合唱することができ、最高の合唱になりました。特に、私がすごいなあと思ったのは、ミニオーケストラです。小さなオーケストラかもしれませんが、私にとっては初めてのことで、とても興奮しました。そんなすごいスケールの中で私たちが歌えたことは、とても素敵なことだし、皆さんに感謝したいと思います。そしてこれから先、合唱をするときは、高橋さんから教えてもらった「愛」を忘れずに歌い続けて行きたいです。とても、貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

 ( 日本人学校中学部・H.N)



★今回、日韓交流お祭りの場で合唱出来たことは、本当に嬉しかったし、韓国滞在のいい思い出になりました。私は、母も一緒に歌っていたので、親子で合唱することが出来、母とも「ひとつ」になれたような気がしました。高橋先生はとても小さいのに、思いは大きくて素晴らしい人だなあと思いました。またこんな機会があったら、是非参加したいと思います。

(日本人学校中学部・YY)

                        

★高橋先生の指揮の下、大勢の観客の前で高らかに歌うことができて、大変よい思い出となりました。会場を隅々まで見渡し お客さんの顔を見て歌えましたが、暗譜ができていないため、 楽譜にかじりついている決定的証拠写真を撮られましたが、 それはそれで楽しいものでした。
練習不足かもしれませんが、大人数で晴天の芝生広場の先まで届けとばかり歌い、観客と思いは"ひとつ"になったことと思います。

(ジェトロ 鈴木・テナー)



★合唱団に入団して初めて暗譜で歌えました。愚息との競演でしたが、自分としてはまずまず歌えたと思っており、感動もしました。韓国人の団員の方が、”ひととひとがとけてひとつ”、 ”くにとくにがとけてひとつ”は、まさに将来の日韓関係を象徴するような歌詞で感動した、という感想も述べていました。
年末のクリスマスチャリティーコンサートでも中学生達と競演できることを希望します。 

 (前田(テナー))

                          


★高橋先生の思いが詰まったすばらしい曲を歌わせていただき自身、歌いながらも詩をかみしめる想いでした。悔いるところは練習が足りず、緊張のあまり正直足が震えました。が、皆様の歌声に乗せられ心地よさもありました。まだまだ、練習不足ですが合唱のすばらしさを肌で感ずることができたイベントでした。有難う御座いました。

 (河内・テナー)



★リハーサルから本番を通してですが、高橋先生の大きな手振りと優しい笑顔を見て歌っていたら、先生の思いがすごく伝わってきて、先生のこの思い(=自分の思い)を多くの人に伝えたいと心から思いました。良い歌と出会えて幸せに思います。
小生の友人も、市庁広場で歌を聞いて何故か泣けてしまったそうです。

 (中島・ベース)



★日韓両国の力を合わせた、素晴らしい合唱だったと思います。 皆さんの表情からも、歌に込められた思いが見えるようでした。 音楽に国境は無いのですね。

 (観客・匿名希望さん)

                 

 

♪ 〜  ライブのご案内  〜 ♪


 オブリガードの「りりー」こと、遠藤いつ子さんが来年1月29日(金)に銀座月夜の子猫ライブを行います。遠藤さんは来年3月27日に地元静岡県で2回目大きなコンサートを行いますが、その前に東京でプレのライブを行います。今回は、ベースに大御所の和田弘志さん、ドラムスにお馴染の八木秀樹さん、そして、沖縄、韓国にも参加してくださったバイオリンの小口佳子さんの高橋晴美カルテットでお届けいたします。
お時間ございましたら、是非お越しくださいませ。

19:30〜20:30、21:00〜22:00 2回入れ替えなし。1ドリンク付、5500円
出演:高橋晴美(Piano)和田弘志(Bass)八木秀樹(Drums)小口佳子(Violin)
お申し込みは、インターネットまたはFAX、お電話にて承ります。



池袋東京芸術劇場大ホールコンサートライブ盤DVD 遂に発売!


 2004年池袋東京芸術劇場大ホールで行われたあの感動的なコンサートが、多くの方々からのリクエストに応えて、遂にDVDになりました。美しい音に、美しい映像が加わって味わう高橋晴美の世界ライブは、臨場感溢れ演奏家や歌い手の演奏に釘づけになってしまうと、早くも大変なご好評をいただいております。CDでいつも聴いていらっしゃる方からも、いつも聴いていた音が、こんな風に演奏されていたのだと知って感動です!という声が届いております。あの感動を誰かと一緒にもう一度味わってみませんか。 ネットワーク会員の方には、日頃の感謝をこめて1000円割引とさせていただきます。 お問い合わせ、お申し込みはムジカハルミまで。電話、Fax、メールで承ります。 数に限りがございますので、品切れの際はご了承くださいませ。



♪♪♪ コーラスハルミオン ♪♪♪


 コーラスハルミオンは来年、創立10周年を迎えます。1995年に「ひとつ」の曲が誕生したから、「ひとつ」を歌う合唱団を作りたいという声があちらこちらで聞こえ始めました。1998年に渋谷東邦生命ホールで行われた『高橋晴美の世界』を聴きにいらしてくださった合唱の清水雅彦先生の「今日の全プログラムを合唱で演奏したい」というお言葉に背中を押され、1999年高橋晴美の音楽ネットワーク旗揚げのパーティー席で『星降る夜に』の初演を行った事が直接の引き金となり、その翌年の1月にコーラスハルミオンが誕生いたしました。

10周年のコンサートではこれまで出会った方々と共に、色々な合唱曲をお届けしたいと思っております。愛と喜びの輪が広がっていく事を願って団員一同張り切っております。皆様も是非ご一緒に歌いませんか!参加者を募集しております。

■コーラスハルミオン団員募集のご案内


団員募集要項の詳細

 

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