高橋晴美の音楽ネットワーク ニュースレター   


 毎日暑い日が続いておりますが、皆様お元気でいらっしゃいますか。 ロンドンオリンピックの開会式、各国の選手が置いてゆくひとつひとつの銅の花びらに聖火がともされ、やがてその火がひとつに溶け合ってゆく情景を見ていて、 オリンピックの意味をあらためて見つめさせられました。震災や原発という動乱の時代だけに、オリンピックの開催は今までにも増して意味深いものとなりました。 やはり、スポーツと芸術は一言では言い表せない深い感動がありますね…。 私も、音楽を愛する者の一人として、少しでも明日への希望をお届けさせていただけるよう頑張りたい! とあらためて思います。

1月17日、宮古島マティダ市民劇場愛Eyeチャリティーコンサート
「高橋晴美  愛と希望の世界」

 お陰様で、11月の宮古島コンサートの準備も着々と進んでおり、山形の「コーラス庄内」から12名、被災地福島からも「混声合唱団福島ハミングコール」12名、「カント・ハルモニア」64名、「コーラスハルミオン」24名、そして沖縄からも70名が参加してくださることとなり、高橋晴美カルテット+沖縄の弦楽四重奏団+宮古島の宮古高校吹奏楽団60名、と総勢約250名が宮古島マティダ市民劇場のステージに集結して愛を奏でる事になりました。更に、山形県酒田市から、昨年杉並公会堂で行われた愛のチャリティーコンサートで「八幡小学校校歌〜今、思い出を輝きに変えて〜」の指揮をして下さった池田誠晴先生が、私たちの全工程にお付き合いくださることとなりました。池田誠晴先生は長年に亘って酒田の中学校校長をなさり、酒田の学校教育に多大なる功績を残された先生でいらっしゃいますが、国立音楽大学卒業ということもあり、酒田吹奏楽団の常任指揮も務められ、現在も吹奏楽の指揮指導に奔走されていらっしゃいます。今回宮古島で行われるコンサートは、宮古高校の吹奏楽団とのジョイントもあるため「八幡小学校校歌」の吹奏楽への編曲をお願いしたところ、快くお引き受け下さいました。どのような指揮指導をしてくださるのか、今からとても楽しみです!

 又、今回は、沖縄の「アンサンブル晴」と「コーラス庄内」が意気投合するきっかけとなった「星降る夜に」を庄内の長谷部浩先生に指揮をお願い致しました。酒田とのご縁については今までも何度か書かせていただいてまいりましたが、2005年4月に東京のセシオン杉並で長谷部浩先生が聴かれた「ひとつ」がきっかけとなって庄内に愛の種が蒔かれました。その種が、一方で2009年2月14日バレンタインデーの「高橋晴美 愛と癒やしの世界in 庄内」へと繋がってゆき、もう一方では2005年11月に行われた第1回目の酒田市中学生合唱祭で長谷部先生率いる酒田市第4中学が「ひとつ」の合唱、翌年の卒業式で650人による「ひとつ」の合唱、2006年NHK全国学校音楽コンクール山形県大会で酒田市立飛鳥中学が「ひとつ」の合唱、同年の合唱祭では酒田市立飛鳥中学による「ひとつ」女声合唱と酒田市立松山中学による混声合唱、そしてその後池田校長から初めてお電話をいただき2007年の酒田市中学生合唱祭で酒田市中学生1000人による「ひとつ」の合唱指導にお声をかけていただく事になったのです。この一連の流れは、更に「八幡小学校校歌」の作詞作曲へと繋がって行く事となりました。昨年5月に行われた杉並公会堂のコンサートでは池田校長の指揮で「八幡小学校校歌」を合唱、「コーラス庄内」と沖縄の「アンサンブル晴」とのジョイントで「星降る夜に」「八幡小学校校歌」を合唱、全員で「ひとつ」「Cantare」「夢咲き島」「Pray for the Earth」を演奏、その感動は更に今回の宮古島コンサートへと繋がってゆく事になったのです。 2005年から今日までの7年間の歩みを振り返ってみますと、まるで愛の聖歌(火)リレーのようです。

 一方、沖縄で「ひとつ」「母に贈るうた」等を聴かれた真栄城さんが、2009年7月4日に沖縄のてだこホールで「高橋晴美 愛と癒やしの世界」を開催、終演後「今度は是非、宮古島で!」という熱い約束を交わして別れたのですが、その年、沖縄支部の後援会長藤原浩男先生のご招待で宮古島へ初めて行く事となり、「Pray for the Earth~願い~」が誕生。その2年後の2011年3月、突然起きた未曾有の大震災により急遽参加者全員でこの曲を歌う事を思い立ち、杉並公会堂での東日本大震災愛のチャリティーコンサートがこの曲の初演となりました。

 チャリティーコンサートには韓国をはじめ各地から多くの合唱団隊の方が参加して下さいましたが、「星降る夜に」を一緒に歌った沖縄と庄内が意気投合し、「コーラス庄内」の宮古島コンサート参加へと繋がってゆきました。

 更に、今年の4月14日福島市音楽堂で行った「高橋晴美 愛と癒やしの世界」を沖縄から聴きにいらした真栄城さんがこのコンサートに大変感動され、「混声合唱団 福島ハミングコール」の有志の方々が宮古島コンサートに参加してくださることになったのです。

 地域を越えて人の心が音楽でひとつになってゆく…音楽がもたらせてくれたかけがえのない人と人のご縁を、しみじみありがたく嬉しく思います。今、真栄城さんはじめ沖縄の実行委員の方々が、炎天下に身を粉にして準備に奔走してくださっております。是非、そのお心に応えられるようにベストを尽くして臨みたいと思います!

8月29日文京シビック大ホール「甦る日本人の心」第2部で「高橋晴美 愛と希望の世界」コンサート

8月29日(水)午後6:30開演(6:00開場)
 今年も文京シビック大ホールで、明治天皇の玄孫にあたる武田恒泰氏の講演〜21世紀の教育シンポジウム「甦る日本人の心」古事記編纂1300年記念講演〜が行われますが、昨年に引き続き、第2部で「高橋晴美 愛と希望の世界」コンサートをさせていただきます。今年は、昨年5月14日の杉並公会堂でも感動的な歌を披露して下さった森美代子さんとご一緒に、高橋晴美アンサンブル(バンド+弦楽四重奏+女声コーラスハルミング)で高橋晴美作品を6曲ほどお届けいたします。
 入場ご希望の方は別紙のパンフレットをご覧の上、メール829@bunkyo-s.org 又はFAXで03-3815-3890宛てに[829参加希望]、お名前、ご住所、連絡先(携帯番号)、希望枚数をお書き添えの上お申し込みくださいませ。


9月2日 鶴見区民文化センターサルビアホール第2部で「高橋晴美 愛と希望の世界」コンサート

9月2日(日)15:00開演(14:30開場)
 鶴見区民文化センターサルビアホールで「東日本大震災で親を亡くした1500人の子供達支援チャリティーコンサート」と題した被災地支援チャリティーコンサートが開催されます。このコンサートの主催イーエムピアノネットワーク代表のピアノ調律師枝根誉志さんは、沖縄のコンサートを始め各地のコンサートに調律にいらしてくださり、ハルミオンつま恋合宿でも大変お世話になりました。又、枝根さんは、「愛のピアノ」を大変推奨してくださり、長年に亘り多くの方々にこのCDをプレゼントなさり、作品を広め続けてきて下さいました。

 日頃、子供達に空手の指導もされている枝根さんは、会社の40周年記念コンサートを「東日本大震災で親を亡くした1500人の子供達支援チャリティーコンサート」になさりたいという事で突然このお話しをいただきましたが、少しでもお役にたてればと思い、第2部の出演をお引き受けいたしました。急に決まったコンサートにも拘らず、CDでもお馴染のドラマーの八木秀樹さんはじめ、バイオリンの小口佳子さん、フルートの後藤玲子さん、Vocalに、遠藤いつ子さん、永井陽菜さん、濱松由美子さん他「女声コーラスハルミング」「コーラスハルミオン」「カント・ハルモニア」他、多数のミュージシャンが参加して下さいます。

入場ご希望の方は、別紙をご覧の上、
http://www.em-piano-network.co.jp/ TEL:045-340-2105 FAX:045-336-9398 までお申し込みくださいませ。


7月14日洗足学園音楽大学で行われた合唱祭典アンコールで「海よりも空よりも」

 去る7月14日に洗足学園前田ホールに於いて合唱の祭典が行われました。その、アンコールで洗足学園音楽大学合唱団300人による「海よりも空よりも」が披露されました。それは、今年の3月に声楽家・合唱指揮者の辻 秀幸様から届いた1つのメールから始まりました。そこには、「女声3部合唱版を30部、混声版を300部別の場所にお送り頂く事は可能でしょうか!?」と書かれておりました。更に、「納品が多少遅れて、例えば4月半ばに成ったとしても、教育的見地からも印刷譜の方を希望します!」とのお言葉に、遂に重い腰が上がりました!予定していた「星降る夜に」の出版より先に、「海よりも空よりも」混声4部を出版する事に決め、急ぎ校正に校正を重ねて何とか4月の練習に間に合わせる事が出来ました。「海よりも空よりも」は清水雅彦先生率いる「コーラスST」が2000年12月にキリスト品川教会で初めて「高橋晴美の世界」を4曲ほど取り上げて歌って下さったのが最初でした。その時以来合唱でも演奏されるようになってゆきましたが、300人で歌われる「海よりも空よりも」を聴くのは初めてでしたので、ドキドキしながら演奏の時を待ちました。

 プログラム最後の曲が終わり拍手の中、指揮者の辻秀幸先生がステージに出てこられましたが、手にはマイクと、そして「海よりも空よりも」の楽譜をお持ちになっていらっしゃいました。拍手が静まると先生はマイクを手に「これからお送りする曲は、とあるコンサートで聴きましたが心を鷲づかみにされました。『海よりも空よりも』という曲ですが、高橋晴美さんという作曲家でピアニストとしても大活躍されている方の作品です。学生達は感動の余りこの曲の練習の度に涙するもの、照れ臭そうに歌うものなど様々でした。今日は、プログラムに曲目解説が載っていませんので、高橋晴美さんご本人が楽譜に書かれているお言葉を読ませていただきます。

〜この曲を、ある方は恋人を、ある方は兄弟を、ある方は天国のご主人を想い、又ある方は障害を持ったお子様の事を想って歌ってくださいました。私にとりましてもこの曲は「ひとつ」と共に、私の人生のテーマソングとなっています。生きていると、いろいろなことに遭遇します。幸せな時もあれば辛い時もあります。愛す事は出来ても、愛し抜くことは本当に努力が要ることです。「愛する人の全てを許し受け入れられる自分になりたい…」そんな切実な祈りを持った時に、愛が込み上げてきてこの曲は生まれました。〜 」


と読み上げてから、演奏に入ってゆかれました。シーンと水を打ったような静かな会場に、美しいピアノの前奏が流れてゆき、清らかな合唱が会場を包んで行きました。眼鏡をはずして涙を拭う男性、鼻をすするお婆さん・・・言葉の一つ一つが私の心に響いてきました。作品が生まれた時の事、そして合唱譜が誕生するまでの長い道のりが走馬灯のように脳裏を駆け巡りました。会場が温かな空気に包まれたひと時でした。 終演後、辻先生にご挨拶をし、伴奏者の方、合唱団の方々にお礼を述べ、込み上げる思いを胸に抱きしめて前田ホールを後にしました。たった1曲のアンコールの重みを噛みしめながら、あらためて楽譜を残す事の意味、作品の親として成さねばならない事をしっかり見せられた思いがいたしました。

 辻先生をはじめ、合唱団の皆様にあらためてお礼を申し上げます。そして、12月16日の「海よりも空よりも」の演奏も楽しみにしております。


大阪にお住まいの会員、宇治原美貴様からの喜びのお便りご紹介

 先日、大阪から新幹線に乗って長年コーラスハルミオンに通い続けてこられた宇治原美貴さんから、声を弾ませて感謝のご報告お電話がありました。宇治原さんの事は今までも何度かニュースの原稿でもご紹介してまいりましたので、ご存じの方はたくさんいらっしゃるのではないかと思います。宇治原さんは昨年脳梗塞になり、一時はハルミオンをお休みされていたのですが、「やっぱり私は晴美先生の歌が無いといられない」との事で、その後も暫くは続けて大阪からお一人で通って来られました。しかし今年に入り、お母さまの事をずっと心配されていたご子息様から諭されて、止むを得ずハルミオンを退団なさいました。その後も宇治原さんからは楽譜やCDの申し込みのお電話があり、大阪でも晴美作品を学び続けていらっしゃいました。

 そんな、宇治原さんからの感動感謝のお電話がかかってきたのです。「今、家に帰ってきたところです。真っ先に晴美先生にご報告したくてお電話いたしました!」と、電話の向こうに宇治原さんの笑顔が見えるようでした。産経新聞に投稿された記事の原稿が送られてまいりましたので是非ご紹介させていただきたいと思います。

チャンピォン

 歌は聴く人に感動を与える。十年余りのコーラス団員活動で何度も経験したことであるが、この年になって自分がソロで歌って同じ事がおこるとは夢にも思っていなかった。
 私が所属している着物学院では年に二回、夏と冬に着物パーティーが開催される。折角着物の着付けを習っても着てゆく機会が少ないので、日頃の学院成果を発揮する場として全校生徒及びOBの親睦をはかり皆で楽しもうとの学院長のお考えによるものである。
 お食事を楽しみながらイベントの1つとして隠し芸大会があり毎回声に自身のある人が得意とする曲をエントリーし、パーティーに参加した全員がこれぞと思う曲に一票を投じ、その回のチャンピォンを選出するルールになっている。
 私は長い間学院長に聴いて頂きたいと心に温めて来た高橋晴美作詞作曲の「父の言葉」という曲を思いきってエントリーした。先行の演者の素晴らしい迫力のあるパフォーマンスに圧倒されたが、私は只ひたすら学院長の魂に響けよと心をこめてうたった。
 開票の結果、なんと私がチャンピォンに選ばれたのである。ウソー!! 狐につままれたようとはまさにこんな事かも知れない。
 学院長をはじめ多くの人々から「貴女の歌には感動しましたよ」と云われ、傘寿を目前にしてのこの喜びを大切な思い出として心の中の引き出しにしまっておこうと思う。

宇治原美貴


 宇治原さんのこのご報告に勇気づけられる方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。 一時は脳梗塞で言葉がうまくしゃべれないという時期もおありだったと伺っておりますが、いつも前向きに生きていらっしゃる宇治原さんに、心からの「おめでとう!」と「ありがとう!」を申し上げたいと思います。

 この他にも、各地から作品を歌われたご報告のお便りが届いておりますが、皆さん作品の原点を感じ取ろうと真摯に作品と向き合い、多くの方々に愛を伝えようと心を込めて歌って下さっていることを本当に嬉しくありがたく思っております。又、別の機会にご紹介させていただきたいと思います。

 今年の夏は殊のほか暑い夏ですので、皆様もどうぞくれぐれもお身体お大切にお過ごしくださいませ。

2012年8月吉日 高橋晴美

 





♪ 「愛のチャリティーコンサート」 DVD,BD 遂に完成!!!

作成にこれ程まで骨を折る事になるとは、当初思ってもみませんでした。新年号のニュースより、作成して下さったエンジニアーの黒田勝也氏との対談をもう一度ご紹介させていただきます。

2011,5,14杉並公会堂コンサート「高橋晴美の愛と癒やしの世界」DVD制作の裏側

晴美:黒田さん、連日本当にお疲れ様ですm(_ _)m

黒田:
いやー、正直こんなに手こずるとは思いもしなかったです。今回のコンサートは晴美さんの弟さんが新しくソニーのビデオカメラを購入し一人で3カメを駆使して撮ってくれましたから、メインカメラには映っていないところでの動きまでが解かり、どんどん引き込まれてゆきます。映像もハイビジョン映像で素晴らしく、遥かにグレードアップしていますね。

晴美:ええ、弟は「映しながら、何度も『買って良かった!買っていなかったらどんなに後悔しただろう』と何度思ったかわからないよ!」と言っていました。震災の影響で部品が揃わず、ソニーの工場に問い合わせてもどんなに急いでも部品が届くのが前日だと言われたそうで、インターネットで探しに探して購入したものが前日に届き、工場から届いたのは当日だったと言っていました。

黒田:ぎりぎりセーフですね!そういうところまで震災の影響が出ていたのですね。

晴美:そうですね…。コンサート前日、弟は積み上げられた段ボールを開けて、届いたばかりの新しいカメラで試し撮りをしていましたが、よくぞ間に合ったと思います。

黒田:本当に!弟さんの思いを無駄にしないためにも、何とか良いものを完成させたいですよ!
ただ同期していないので会場の一番後ろで撮っている全体カメラと、ステージの晴美さんのすぐ横に設置されているカメラでは音にタイムラグが生じ、録音された音と微妙にずれています。それをひとつずつ目で見て合わせていくのは本当に大変です。

晴美:本当にあれは大変ですね…。一緒に見て、確認作業をしただけで頭痛を起こしてしまいましたからね。
100分の3秒の世界を目で見て合わせてゆくという作業を続けていると、だんだんわけわからなくなって脳味噌をかき回されているような気分になりますよね!あの作業を夜中にやり続けるというのは至難の業ですねー。余程の根性が無いととてもとても出来ませんよ!

黒田:せっかく出来たものを保存しても、次に開くと3カメ映像や音がずれてしまっているのには本当にまいりました。何回やり直しても同じなのでソフトのメーカーに状況説明をして回答を求めました。勿論データーも送りました。しかし、ここまで凝った作業をした前例が無いらしく、いまだに回答が来ないどころか、新しいバージョンのソフトが発売されました。もう一度新しく買い直して最初からやり直そうかとも思いました。

晴美:そんな無駄な・・・!何とか方法は無いのですか?

黒田:いろいろ考えて今までの編集を無駄にしないために、全ての映像と音を要所要所で全部タイムを書きとり、次に開いた時にくるっている部分を修正することにしました。

晴美:気の遠くなるような作業ですね。でも、音がどんどん良くなってきて映像が合ってくるとわくわくしますね。それにしても、トラックダウンまでの日々は長かったですね…。

黒田:いやー、1曲1曲チェックしていくととんでもないことが起きていて参りました!
途中で吹いていなかったり、違う歌詞が聞こえてきたり、入るべきところで入ってこなかったり…、楽器やコーラスのズレや音量、歌詞の間違いなどを直していると、途方もない時間を要します。でも、後に残るものだけに悔いを残したくないですからね。

晴美:そのための64チャンネル録音だったのですから、出来うる精一杯を尽くして、皆様にお届けしたいです。
それにしても、焼いている間にエラーが出るのもがっくりきますよね。黒田さんは手術入院の時もパソコンを持って行き手術後酸素ボンベが外された直後から作業をしていたようですが、あまり無理をしないで下さい!

黒田:最後まで焼き上がれば苦労も報われるのですが、途中でエラーが出ると本当にがっくりきます。

晴美:体調にさし障るのでほどほどにしてくださいね。無事に出来上がった暁には、祝杯をあげましょう!
つい先日、夫に初めて第2部を見せてあげました。夫は「これは初めて見るね!」と言って見始めたのですが、「今日―虹を渡る日」あたりから鼻水をすする音が聞こえて来て、「ひとつ」では涙を拭い、「夢咲き島」では感嘆の声をあげて鼻をかみ、「Pray for the Earth」では感極まった表情で「素晴らしいコンサートだったね…」としみじみ呟いておりました。何が素晴らしいって、出演者270名全員の思いが被災地の方々に向けられて「ひとつ」になっていたことでした。ゆっくりと回るカメラに映し出されてゆく、お一人お一人の表情が温かくて、やさしくて、真剣で、あれは涙なしにはとても観れません。試写の間、何度「ありがとうございました!」と頭が下がる思いになったかわかりません。原発で騒がれている日本に韓国の方々はどんな思いでいらしてくださったのだろうか…最前列に並ぶ色とりどりのチマチョゴリ姿の美しいこと!「新幹線が動かなければバスで行きます」と決心していらしてくださった被災地の方々、暖房のない中で練習をなさったというコーラス庄内の方々の優しい表情…、かりゆしの衣装で微笑みながら歌ってくださる沖縄の方々…、正面を見据えてエイサーをたたく上里さんの眼力の迫力のあること!何回見ても感動は尽きません。何と多くの方々の愛に包まれたコンサートだったのでしょう…。

黒田:本当に嬉しいですね。何度見ても涙が出てきます。こちらも気合いを入れて早く仕上げるように頑張ります!!しかし…、まさか年を超えるとは…夢にも思っていなかったですねー。

晴美:本当に・・・ここまでとは・・・。皆さんに申し訳ない思いと、いつまでたっても見通しのつかない焦りとの狭間で、生きた心地もしない年越しでした。完成の日を信じて、自分を奮い立たせる日々ですね。とにかく、この映像とこの音を早く皆さんにご覧いただきたいですね。引き続き宜しくお願いいたします!

黒田:はい!頑張ります!

 

♪ あの感動の「愛のチャリティーコンサート」

 

早いもので5月14日の杉並公会堂チャリティーコンサートから1年余り経ちました。捨てたディスクの数は100枚を遥かに超えたとの事…。この1年間寝る時間も削って最後までやりきって下さった黒田勝也氏にあらためて心より深く深く感謝申し上げます。是非、黒田氏力作の感動の一夜を大画面でご覧いただければと思います。

 

CD 2枚組 (19曲入り)     3,900円(サンキュー価格)
DVD 3枚組 (24曲入り)    一般(8,000円)会員(7,000円)出演者 (6,000円)
BD 2枚組 (24曲入り)     一般(10,000円)会員(9,000円)出演者(8,000円



●昨年の5月14日のコンサートの結果ご報告への詳細はこちらへ


●2011年5月14日杉並公会堂大ホール映像の詳細はこちらへ
(YouTubeの動画映像:「Pray for the Earth〜願い〜」 / 「ひとつ アンコール 作詞作曲 編曲 指揮: 高橋晴美」)


 上記ご記入の上、03-3337-5828(FAX)、harumin519@nifty.comまでお申し込みくださいませ。





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 ☆愛の贈り物☆ 好評発売中!

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配信のお知らせ

 この度11月24日より、高橋晴美のCD(「ひとつ」 「My Eternal Love」 「Delight Song」 「高橋晴美in ワルシャワ」 「しあわせのせて」 「愛のピアノ」 「高橋晴美 愛をうたう」「愛のコンサート」 の8種類が全国配信されました。 MUSICO、レコチョク、My Sound(ヤマハ)などのサイトからアーティストの名前、または曲名を入れて検索してください。お好みの曲がダウンロード出来ます。QRコードから、携帯にダウンロードも出来ます。是非ご活用ください。



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