猛暑の夏もようやく終わり、台風一過の秋の空が広がる今日この頃ですが、皆様お元気でいらっしゃいますか。8月の終わりに、10月20日に沖縄今帰仁村で行われる『虹のかけ橋コンサート〜高橋晴美の愛と希望の世界と共に〜』の打ち合わせと、来年3月15日に行われる宜野湾コンサートの打ち合わせに行ってまいりました。この日は、午前中に3月のコンサート会場である宜野湾市民ホールの下見に行き、お昼には吹奏楽でジョイントさせていただく予定の普天間高校にて打ち合わせをさせていただき、その後、今帰仁村へと向かいました。那覇から高速道路を走って北へ約2時間行ったところに今帰仁村がありますが、3時に到着すると、謝花弘教育長始め島袋チエ子先生率いる今帰仁コーラス「たんぽぽ」の団員の皆様が、今帰仁村で採れた野菜で作った手作りのお料理と今帰仁で採れたスイカを用意して私達を温かく迎えてくださいました。右上の写真は、今帰仁村コミュニティーセンターでの打ち合わせ後の写真です。(高橋晴美の真後ろが島袋先生、後列右端が謝花教育長)
そもそも今帰仁との交流の始まりは、2011年2月21日に、沖縄アンサンブル晴の指導に行かせていただいた時の事、丁度合唱指導する日の沖縄タイムスに、2月8日に山形県酒田市から修学旅行で今帰仁村を訪れた中学生が「ひとつ」を大合唱したという記事が載った事がきっかけでした。(2011年春号掲載)
この種をまかれた先生こそ、2011年5月に杉並公会堂で八幡小学校校歌を指揮して下さった酒田の池田誠晴校長だったのです。偶然にも丁度私が沖縄に行っている時にニュースを手にして大変驚きました。そして、この中学生の歌う「ひとつ」に感動して下さった謝花教育長の熱い思いと池田校長の計らいによって、2012年宮古島コンサートの後の今帰仁村訪問へと繋がってゆきました。その時の写真は2012年宮古島特集にも載っておりますが、今帰仁村の方々はその土地で採れた野菜やお肉や果物で手作りのお料理を山ほど用意してくださり、民族衣装を着て三線や歌をバックに踊ってくださり、心から歓待して下さいました。私も衣装を着せていただき一緒に踊って楽しい一時を過ごさせていただきましたが、今思い出しても心がほのぼのとしてまいります。そんな、今帰仁村と酒田の目に見えない繋がりが、私と今帰仁をも繋いでくださり、今回のコンサート実現へと繋がって行きました。10月20日は、この素晴らしい出会いをもたらせてくださった素敵な先生方の愛に感謝し、温かな今帰仁の方々に愛と希望をお届けさせていただけるよう、心を込めて演奏させていただきたいと思います。
季節の変わり目ですので、どうぞお身体お大切にお健やかにお過ごしくださいませ。
2013年10月吉日
高橋晴美
今思い出を輝きに変えて〜山形県酒田市立八幡小学校校歌〜 がYou
Tube に!
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2011年5月に杉並公会堂大ホールで行われた「高橋晴美愛と癒やしの世界〜東日本大震災チャリティーコンサート」の演奏が、美しい庄内の四季折々の景色をバックにお聴きいただけます。エンジニア黒田勝也氏の力作です。このYou
Tubeの作成のために写真のご協力をお願いしたところ、池田誠晴校長が写真収集に奔走してくださり、300枚の写真の中から選び出して送ってくださいました。更にその中から歌詞に合ったものを厳選して組み合わせ、遂に完成いたしました!
一人でも多くの方々の心に、メッセージがどうか届きますように…。
ご尽力くださいました池田誠晴校長はじめ、八幡小学校伊藤志郎校長、酒田市八幡総合支所の池田久浩様、酒田市松山総合支所の池田成男様 そして、酒田教育委員会、酒田市観光物産課の方々に、心より感謝申し上げます。
美しい日本のふるさとを是非ご堪能下さい!
今思い出を輝きに変えて〜山形県酒田市立八幡小学校校歌〜
http://www.youtube.com/watch?v=Ez-Z8jeFjH4
9月28日(土)。「コーラスハルミオン」は、ホームグラウンドの雙葉学園同窓会館ホール(東京都千代田区)に「コーラス庄内」(山形県)と「アンサンブル晴」(沖縄県)のメンバーをお迎えして、合同練習を行いました。庄内と沖縄の皆さんの晴美先生の音楽に寄せる熱い思い≠ェ、この日「合同練習」と言う形で結実したのです。
ハルミオンにとっても、両合唱団との合同練習は、願ったりかなったりでした。これまでも、『Harumi‘s World』を熟知する仲間が寄り集まって練習し、レベル向上をはかりながら感動を共有することによって、自分たちだけでは見えなかったものが見えるようになり、一歩前に進むことができるのではないかと考えていたのですが、機会がありませんでした。今回がコンサートのリハーサル以外の場で実現した初の合同練習でした。それだけに、団員は大きな期待とかすかな不安を抱きながら、この日を迎えました。
午後2時ジャスト、ハルミオン常任指揮者の小野瀬照夫先生の指導で練習が始まりました。ピアノ伴奏は、晴美先生が皆さんの顔を見ながら指導なさるという事で、今回特別に晴美先生自ら伴奏されました。これに対して、指導を受ける合唱団員は「コーラス庄内」15人、「アンサンブル晴」3人、「コーラスハルミオン」21人の総勢39人。練習曲には、晴美先生がそれぞれの合唱団に縁の深い次の4曲を選ばれました。
i. 晴美先生が「本当に難しい曲ですが、
真剣に歌い込むほど幸せになる。次のコンサートでは、是非、演奏したい」とおっしゃる「海よりも空よりも」。
ii. コーラス庄内の地元・酒田市で小学校統廃合が行われた際に、
統合校のために作られた「八幡小学校校歌 〜今、思い出を輝きに変えて〜」。
iii. アンサンブル晴の地元・沖縄に広がる
コバルトブルーに輝く海を思い浮かばせるような「君のいない海」。
iv. この曲をコンサートでどうしても歌いたいという共通の強い願望から、庄内と沖縄が杉並公会堂でジョイントするきっかけとなった「星降る夜に」。
いずれも、それぞれの合唱団が持ち歌として演奏している曲ばかりですので、両先生の指導は、曲の内面をどのように表現するかという高い次元で行われました。一方、合唱団員もこれに応えて、両先生が身ぶり手ぶりを交えて丁寧に指導して下さるその表情や一言ひと言を逃さず吸収しようと、メモを取りながら懸命に声を出していました。緊張感の中にも時折笑い声が飛び交った和やかな合同練習は、会場の借用時刻ギリギリまで続きました。午後4時45分、練習終了。
午後5時過ぎからは、近くの居酒屋に場所を移して「打ち上げ交流会」が行われました。一つのテーブルに三つの合唱団員を均等に配置するという交流し易い形に工夫された席割だったこともあって、ハルミオンの黒田勝也事務局長による乾杯の発声の後は、高橋裕先生の絶妙な采配もあって、ざっくばらんな大宴会≠ノなりました。合間に庄内≠フ長谷部浩先生、沖縄≠フ真栄城早由さん、晴美先生、小野瀬先生のご挨拶もありましたが、硬いお話ではなかったこともあって場の雰囲気がことさら改まることもなく、時間の経過とともに盛り上がりが高まりました。
しかし、さすがに合唱団の「打ち上げ交流会」だけあって、単なる飲み会≠ノ終始することはありませんでした。宴たけなわの頃、誰が指示したわけでもないのですが、合唱が始まったのです。最初に長谷部先生の指揮で「あこがれ」、続いて小野瀬先生の指揮で「星降る夜に」、しばらく間を置いてハルミングによる「Jewelry
Time」でした。その都度、別コーナーのお客様数人が聴きに来て下さり、涙しながら大きな拍手をし、握手を求めて下さるというサプライズまでありました。 圧巻だったのは、庄内の皆さんの自己紹介でした。団員の言葉に長谷部先生が絶妙なタイミングで茶々を入れ、これが漫談風の掛け合いとなって会場は大爆笑の渦に包まれました。場慣れをした芸人ぞろい≠フ庄内パワーには、数では勝るはずのハルミオン勢も終始押されっぱなしで、最後まで対抗馬が出現することはありませんでした。更に、挨拶代わりに地元民謡を披露すると意気込んだ沖縄≠フメンバーまでも、庄内勢の熱気にあてられたのか、歌い慣れているはずの民謡の歌詞をとちるというおまけ≠ェ付くという場面もありました。
三つの合唱団が一つに打ち解け、心を開いて真の交流を果たすことができた「打ち上げ交流会」でしたが、午後8時過ぎに3時間までという会場との約束時間を迎えました。名残を惜しみ、再開を約束しながら、最後に長谷部先生の指揮で「ひとつ」を合唱して散会しました。
今回、「コーラスハルミオン」は合同練習≠ニいう場を通して、自分たちを高めることができたと確信しています。この貴重な経験を糧にして、晴美先生の音楽の素晴らしさをより多くの方々に紹介することができるよう、より一層研さんを積み重ねたいと思います。「コーラス庄内」、そして「アンサンブル晴」の皆さん、遠路、東京まで足をお運び頂きまして本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いします。
(堀江記)
以下は、庄内の池田智栄様から届いたお葉書と斎藤恵美様から届いたメールです。
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晴美先生、こんにちは。
お世話になりましたコーラス庄内の齋籐恵美です。
先日は、風邪のため当日の午前中まで全然声が出なかったのに練習が始まったら不思議と声が出るようになり、交流会の時の合唱の時には今までにないくらいの声が出て、自分でも驚いてしまいました。?ハルミオンの様な練習だったら毎週でも参加したいなって思えるほどの、とても有意義で楽しい練習で、あっという間に終わってしまいとても残念、もっと皆さんと歌っていたかったです。?またいつか晴美先生のコンサートでご一緒させて頂ける機会がありましたら、是非、参加させて下さい。その日が来ることを楽しみにしております。 |