2024年 春号

 今年も、満開の桜を愛でることが出来、生かされている喜びをしみじみと噛みしめました。 その後、皆様、お元気でいらっしゃいますか。

 2月には、早々にネットワーク更新のお手続きをいただきまして、誠にありがとうございました。お陰様で『高橋晴美の音楽ネットワーク』は、1999年に発足してからこの6月で、25年を迎えます。これもひとえに、会員の皆様の変わらない温かなご支援の賜物と、心より篤く感謝、御礼申し上げます。 

 『高橋晴美の音楽ネットワーク』は、佐古典興氏の熱い想いと、応援して下さる皆様の熱い想いで1999年6月13日に行われた『高橋晴美を囲む会』からスタートいたしました。その後、一旦休止状態がございましたが、皆様の変わらないあたたかなご支援によって、黒田勝也氏が後援会長を引き継いでくださり再会。黒田氏亡きあとは、山形の池田誠晴会長と沖縄の藤原浩男副会長が引き継いでくださいました。

 そして現在は、17名の運営委員の方々に支えていただきながら歩ませていただいております。この25年間を振り返ってみますと、コンサートにいらしてくださり、日々作品と共に居てくださり、会員の皆様との心の交流は、何よりの大きな励ましとなっております。辛い時も嬉しい時も、いつも変わらないあたたかな愛で応援し続けてくださいましたこと、あらためまして、お一人お一人に心より篤く感謝、御礼申し上げます。

 本当にありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、昨年8月から続いている靏見靖子さんのレコーディングは、昨年秋に、靏見さんのご主人様の手術入院と私の突発性難聴で暫くの間お休みしておりましたが、3月末に再会しました。2019年藝大奏楽堂でコンサートマスターをしてくださった柳田茄那子さんにヴァイオリンとヴィオラを、CDやコンサートでもお世話になっている後藤玲子さんにフルートを演奏していただき、その後、桜咲く4月2日から4日まで最後の歌入れが行われ、昨年夏から始まった『靏見靖子 ~高橋晴美の世界を歌う~ 愛のレコーディング』の録音作業がようやく終わりました!

 録音を聴き返して問題が無ければ、いよいよトラックダウンです。少しずつゴールが見えてまいりましたが、最後までベストを尽くして仕上げたいと思っております。

 花々が咲き誇る美しい季節、どうぞ、皆さまお健やかに満開の笑顔でお過ごしくださいませ。

2024年4月吉日
高橋晴美

広島で『ひとつ』、神田将様からの嬉しいお便りご紹介

高橋晴美先生

 桜も過ぎ、夏が待ち遠しい季節ですね。お元気にご活躍のことと思います。
ご報告がありましてメールいたします。
4月21日に広島県の坂町にて開催されるコンサートのことです。

 2018年の豪雨災害で被災した方々を励ますためのささやかな演奏会で、復興音楽祭と題して地元の音楽家が中心になって5年間続けて来られました。
ご縁あって私も関わるようになり、今年がフィナーレということで、最後の曲目に晴美先生の「ひとつ」を演奏させていただくことになりました。

 地元の合唱団とエレクトーンで優しい余韻を残そうとイメージしていたのですが、「ひとつ」を歌いたいという輪が広がり、思っていたよりは大きな編成になりました。
ゲストで呼んでいるピアニストの米津真浩さんのピアノ、そして木管と金管は広島県警察音楽隊の有志が、私はエレクトーンで弦楽を担当して、「ひとつ」を演奏いたします。

 合唱はアマチュアですので、完全な仕上がりとはまいりませんが、心を込めて丁寧に歌っています。

これも、山口県で晴美先生からご指導を受けたことが大きく役立っており、作品の意味をしっかりと理解して演奏を導く役を務めています。
晴美先生にご満足いただけるには程遠いかもしれませんが、皆で精一杯演奏いたします。

また終演いたしましたら、成果をご報告いたします。どうぞよろしくお願いします。

神田 将

神田将様は、以前、山口で『ひとつ』を地元の合唱団と共に演奏していただいた、日本が誇るエレクトーン奏者でいらっしゃいます。神田様のエレクトーンは、私も何度か聴かせていただいておりますが、たったお一人でシンフォニーを演奏してしまう、しかも電子楽器の域を超えた内なる感動の世界を表現される、素晴らしい才能をお持ちの方です。機会がありましたら、是非皆様もお聴きになってみてください。
山形で『ひとつ』 石川茂稔様からの嬉しいお便りご紹介

こんにちは。
この度はメールを頂戴し、ありがとうございます。メールを頂いた事に感激致しました。

 昨日、地元の中学校で卒業式があり、その中で最後に全校で歌われた合唱曲が"ひとつ"という曲だと知りました。恥ずかしながら初めて聴いた曲でしたが、大変感動致しました。生徒達はもちろん、会場が涙、涙の合唱でした。私は一来賓として出席しておりました。

 何だ?この曲は、、、と早速調べたところ髙橋晴美様の曲だと知り、さらに驚いたことには、私が以前住んでいた酒田市八幡地区の八幡小学校の校歌もつくられていること、酒田市とも大変ご縁があって何度か来て頂いてる事などを初めて知りました。髙橋晴美様の他の曲も聴いてみたいと思い、東日本大震災のチャリティーコンサートを収録されたこのCDを注文致しました。

 最初は"ひとつ"を聴きたいと思い、そのCDだけ注文する予定でしたが、八幡小学校の校歌も⁉️と驚き、二曲とも入っているものを注文させて頂いたところです。 本日、振込みさせて頂きました。些少ですがCD代金の残金は、髙橋様の活動の一助にしていただけたら幸いです。ほんの気持ちばかりですが…

 因みに、私が現在住んでいる遊佐町という町は、酒田市と隣接している町です。 この度はご縁をいただき、本当にありがとうございます。CD、楽しみです。 また酒田に来られる機会があれば、ぜひ生の歌声でコンサートを聴かせていただきたいものと思っています。 髙橋晴美様の一層のご活躍をご祈念申し上げます。

石川茂稔

山形とは不思議なご縁があり、ご住所を拝見し、思わず嬉しくなって作品との出会いをお伺いしたところ、大変ご丁寧なメールをいただきました。石川様のお人柄が伝わってきて、懐かしい庄内が目の前に広がりました。このような出会いをもたらせてくれた『ひとつ』に感謝です。
そして、いつか石川様とお目にかかれる日が訪れます事を祈念しております!
『ひとつ』を歌わせていただいて 西史子さんからのご寄稿ご紹介

 昨年末、私が所属しております地元(千葉市緑区)のボランティア団体より「今度の集会で何か歌っていただけませんか」とお話がありました。

 11月のハルミオン練習の時に、晴美先生から『ひとつ』のエピソード~書家の手島泰六先生が晴美先生に三度も「『ひとつ』を歌っていただけませんか」とおっしゃられたお話(2023年冬号参照)~をうかがったばかりでしたので、「今、皆様にお届けする曲は『ひとつ』しかない、『ひとつ』を歌いたい!」と思いました。ボランティア仲間のお1人で、奏楽堂のコンサートにもいらしていただき日頃いちばんお世話になっている方からも「西さん、『ひとつ』を歌って欲しい!」とお願いされました。

 とはいえ、コロナ期以来ずっとレッスンをお休みしており、しかも晴美先生は体調を崩されているのに大変申し訳ない・・と思いながらも連絡させていただきましたところ、先生はとても喜んでくださいました。久しぶりに先生のお宅にうかがいレッスンをしていただき、「とにかく笑顔で、そこにいらっしゃる皆様のお力で歌わせていただく、という感謝の心で歌ってくださいね」とご指導いただきました。

 1月の集会当日は、ボランティア団体の千葉本部からのお客様もお招きし、50名ほどの皆様の前で、フルート演奏の方とともに歌わせていただきました。最初に手島先生の『ひとつ』のエピソードをお話しさせていただき、楽譜に書かれている晴美先生のお言葉をゆっくり読ませていただき、感謝の想いを込めて『ひとつ』をお届けすることができました。そしてもう一度、今度は会場の皆様も一緒に、人と人、国と国が『ひとつ』になることを祈って全員で歌わせていただきました。

 皆様本当に喜んでいただき、「感動で涙が止まりませんでした」「歌もお話も素晴らしかった」と感想を言ってくださいました。本部のお客様も「ぜひ本部でも歌ってください」とおっしゃっていただき、なんと4月の本部集会で歌わせていただけることになったのです。

 今度は緑区支部の皆さんも一緒に歌いたい、皆で心ひとつに想いを伝えたいと思い、3歳から80代の方までが一緒にできることを考えアイデアを出し合いました。以前少し手話の勉強をしたことがあり、「手話で話そう」という本に『ひとつ』の手話が載っていた(夢飛行 No.8)のを思い出し、「2番は子どもたちが“野の花ひとつ”でお客様にお花を差し上げる、3番4番は皆で手話をつけて歌う」ことになりました。本番まで2か月、週3回の練習では毎回歌詞の朗読をしました。心を込めて、ゆっくり・・・朗読だけで涙を流す方もいらっしゃいました。誰かのためにそっと寄り添ってあげたい・・人と人、国と国が争うことなく平和な世界になることを願いたい・・そんな気持ちを大切にしながら歌詞を読み込むことで、皆さんの『ひとつ』に対する想いが、日を追うごとに深まっていくのを感じました。手話は、皆さんが覚えやすいように少し簡単にさせていただき、表情豊かに笑顔で!を目標に練習させていただきました。

 4月の本番では、ピアノ伴奏フルート演奏と共に、老若男女総勢40名で『ひとつ』をお届けさせていただくことができました。子どもたち7名はそれぞれに手に持った花を笑顔でお客様に手渡し、渡されたお客様も嬉しそうに微笑んでいらっしゃいました。

♪出演された方の感想
「毎日あんなに練習したのに、本番は涙が出てうまく歌えませんでした。でも今まででいちばん皆がひとつになって笑顔でお届けできました!」

♪お客様の感想
「今日の演奏とっても素敵でした!涙されているかたも沢山いて、私自身も鳥肌が立っていました。皆様が歌詞の一言一言に想いを込めて歌ってらっしゃって、本当に感動しました。」

私にとって『ひとつ』は、25年前に晴美先生の音楽と出会わせていただいた最初のきっかけの曲です。今この時に『ひとつ』を歌うこと、音霊、言霊をお届けすることは、本当に深い意味があると感じています。このような機会をいただき、また歌を続けていきたいと一歩を踏み出せたことに感謝申し上げます。真にありがとうございました。 

西 史子

 4月20日で『ひとつ』は29歳を迎えました。来年は『ひとつ』誕生30周年を迎えます。来年に向かう今この時に、あちらこちらで平和を祈念する『ひとつ』を取り上げていただき、本当に感謝の想いが溢れます。

 コーラスハルミオンも来年は25周年を迎えますが、今、コーラスハルミオンは英語版の『Hitotsu』に取り組んでおります。6月の練習日には、クルージングディナーショーで歌ってくださった石井智子さんが、英語版の『Hitotsu』の指導にいらしてくださいます。石井さんは、バークリー音楽院で発音の指導を行っていらしたほど、発音が美しい方ですので、今から本当に楽しみです。みんなの愛の波動がひとつになって世界中を駆け巡りますように…。

高橋晴美の音楽ネットワークのご案内
『高橋晴美の音楽ネットワーク』は高橋晴美の音楽の素晴らしさや聴いたり歌ったりする喜びを分かち合い、高橋晴美の音楽をもっともっと日本中いや世界中に広めて行きたいという思いで立ち上げた音楽ネットワークです。

会報の発送などはすべて有志のボランティアで行われておりますが、ホームページの作成及び維持費、郵送費、紙代、印刷代などは会費によって賄われています。

会員の皆様には、数々の活動状況も含めホームページ、メールや郵送で皆様方のもとに届けさせて頂くだけでなく、CDやDVD、親睦会、コンサートの料金割引等の特典もございます。 高橋晴美の『愛と優しさの輪』を拡げてゆくために是非、音楽ネットワークのご入会、ご協力のほど宜しく御願い申し上げます。

「高橋晴美の音楽ネットワーク」は、1999年6月に設立、2024年2月に25周年を迎えました。これもひとえに皆様の温かなご支援のお陰と、心より篤く感謝、御礼申し上げます。
これからも、溢れる愛と希望を歌に乗せて、一人でも多くの方にお届けしてまいります。
今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
◆更新に関しまして

毎年2月は後援会の更新月にあたりますので、お手数おかけいたしますが、更新手続きをお願いいたします。
又、新規入会の方も宜しく御願い申し上げます。

◆年会費に関しまして

・PCメールでのニュースご案内をご希望の方:年会費2,000円
・郵送でのニュースご案内をご希望の方:年会費3,000円

上記の年会費を下記へお振り込みください。
窓口からお振込みの場合
・振込先 :ゆうちょ銀行
・口座名 :高橋晴美の音楽ネットワーク
・口座番号 :00180-1-446596
ゆうちょ銀行のATMからお振込みの場合
・振込先 :ゆうちょ銀行 ○一九(019)支店
・口座名 :高橋晴美の音楽ネットワーク
・口座番号 :446596
・預金種別 :当座預金
他の金融機関のATMからお振込みの場合
・振込先 :ゆうちょ銀行 ○一九(019)支店
・口座名 :高橋晴美の音楽ネットワーク
・口座番号 :0446596
・預金種別 :当座預金

※メール会員ご希望の方は、必ずメールアドレスをご記入ください。
高橋晴美の音楽ネットワーク 運営委員 (五十音順)
有川玲子 鴨下恵 後藤敬子 櫻田富恵 佐々木理保子 高橋裕 高橋有里子 竹内友英
坪田恵美子 中西由美子 中山宏子 西史子 堀内直治 堀江熙 妙圓薗猛 横山敏由紀 若林悟

高橋晴美のオリジナル曲を歌う直属の混声合唱団「ハルミオン」で一緒に歌ってみませんか?
詳細はこちら♪ 練習日程
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